亀田兄弟帰国へ！東日本協会６・９理事会出席させる

プロボクシングの協栄ジムを離脱した亀田家長男・興毅（２１）と二男・大毅（１９）が向かったばかりのメキシコから、“呼び戻される”。東日本ボクシング協会は１２日、都内で理事会を開き、亀田側から求められた２人の同協会預かり選手となる申請の扱いを討議したが、兄弟への事情説明を求める声が多く、議決はせずに次回の理事会（６月９日）へと審議継続とした。

　ジムの活動停止で所属先が一時的になくなった選手を救済した例はあるが、今回のような契約解除を理由とする申請は初めてという。東日本協会・大橋秀行会長は「前例を作ることになるのですぐに結論は出せない。まずは本人たちに来てもらって話を聞きたいというのがほぼ一致した意見」と説明した。

　理事会では賛否両論が渦巻いた。「興毅を更生させるチャンス」など前向きな意見が出る一方、「わがまますぎる」と否定派も。結局は申請の書面に今後の活動方針が書かれていなかったため結論は先送り。国内で試合出場できないのは変わらない。ただ、協会預かりとなった場合も、協会は自宅での練習を禁じ、加盟ジムでの練習を義務づけることや、試合の際のセコンドの人選など「条件、問題はある」（大橋会長）とする。

　兄弟の所属事務所である亀田プロモーション側は理事会の方針を受け「検討します」と話し、次回理事会までに帰国、事情聴取に応じることを示唆した。年内の２階級制覇へ早く本格始動したい興毅は、大毅とともに当面の拠点となるメキシコへ出発したばかりだが、事実上呼び戻されることになりそうだ。

　◆亀父、雑誌で復活　○…昨年１０月の世界戦での反則行為指示で、世間から大バッシングを浴びて表舞台から姿を消した亀田３兄弟の父・史郎元トレーナー（４２）が、１３日発売の男性誌「ＫＩＮＧ」６月号（講談社）のとじ込みで、連載「大阪キングまいど」をスタートした。一連のバッシングについては、「結局全部誤解されたままやな」「俺らのいつも使ってる言葉が反則用語にとられた、それだけのことやんけ」などと反論した。来月号以降も連載を続けていくという。

参照元：スポーツ報知