内藤に渡嘉敷会長が「芸能界行け」…ＷＢＣ世界フライ級

内藤がトカちゃんに強烈な先制パンチを浴びた―。ＷＢＣ世界フライ級王者・内藤大助が、１２月２３日に両国国技館で４度目の防衛戦を行うことが１２日、発表された。３度目の世界挑戦で悲願の王座を狙う山口真吾陣営の元ＷＢＡ世界ライトフライ級王者・渡嘉敷勝男会長（４８）に、この試合限りでの芸能界入りを猛プッシュされてタジタジ。タレント活動の“先輩”である同会長に一本取られた形になった。

　今やテレビ界でも引っ張りだこの内藤だが、渡嘉敷会長においしく転がされた。「内藤君は僕と違って芸能界でも即戦力。早く次の世界に行ってもらいましょう」会場は大爆笑。先輩王者の発言にたじろぎながらも「僕はボクサー」とやり返したが、声はか細く、有名事務所への所属を勧められた上に「そのまんまビビッちゃった」「そのまんま波田陽区」など芸名まで提案される始末。“前哨戦”は山口陣営に軍配が上がった。

　舌戦では敗れたが、試合では負けない。内藤は「勝つことしか考えてないよ。僕は芸能人じゃない」ときっぱり。さらに「テレビに出ること自体は悪いことじゃないと思っているよ。そればっかりじゃダメだけど、やっぱりプロだし知られてナンボ」と反撃した。

　すでに臨戦態勢に突入。９月にフィリピン、１０月には沖縄キャンプを敢行し、芸能活動も控えている。ここからはボクシング一本。プロボクサーである証しをリング上で見せつけ、０９年も王者に君臨し続ける。

参照元：スポーツ報知