佑ちゃん３戦目先発有力…日米大学野球４日開幕

【ダーラム（米ノースカロライナ州）３日】第３６回日米大学野球選手権大会が４日、当地で開幕する。日本は過去、１８度の米国開催では１度も勝ち越したことがないが、初戦に今秋ドラフトの目玉、東洋大・大場翔太（４年）が先発。早大・斎藤佑樹（１年）は第３戦（６日、ダーラム）先発が有力となった。

　“必勝ローテ”に佑ちゃんが滑り込んだ。日本代表はこの日、大会の主会場となるダーラム入り。午後から米国野球協会の練習施設でフリー打撃、サインプレーの確認など約２時間の最終調整を行った。河原井正雄監督（５２）＝青学大＝は「２試合のオープン戦で、アメリカの打者に通用しそうなピッチャーが何人かいた。３戦目までのシミュレーションはできあがった」と明言。具体名こそ挙げなかったが、３人の先発を軸に投手陣を回していくプランを示した。

　開幕投手はオープン戦初戦（１日）の先発を任され、８人の投手陣で最長となる３イニングを投げて無安打の大場、２戦目は２回を投げて無安打の慶大・加藤幹典（４年）の先発が予想される。斎藤はこの日、ノースローだったが、東京六大学春季リーグ戦期間中も、先発３日前はノースローで調整をしていたことを考えれば、３戦目先発が有力だ。

　米国入り後、打線の調子が上がらない中、指揮官は「投手が試合を作ってくれれば。全部勝ちに行く。展開次第で連投するピッチャーも出てくる」と力説。佑ちゃんは１、２戦もブルペン待機となりそうで、“佑魔神”として、ピンチに登場する可能性もある。リーグ戦、全日本大学野球選手権同様、佑ちゃんが先発、抑えに大車輪の活躍をし、ＪＡＰＡＮに悲願の敵地優勝をもたらす。

参照元：スポーツ報知