伊達即席ペアで８強…ダンロップテニス

◆テニス　ダンロップワールドチャレンジ第２日（２５日、愛知・スカイホール豊田）　女子ダブルス１回戦で、クルム伊達公子（３８）＝エステティックＴＢＣ＝が急きょ組んだ韓馨蘊（１８）＝中国＝とのペアで、波形純理（２６）＝北日本物産＝、米村明子（２４）＝荏原製作所＝組を４―６、７―６、１０―７（１０点制タイブレーク）の逆転で下し、準々決勝に進んだ。２６日はシングルス１回戦で波形と再び対戦する。男子シングルスでは鈴木貴男（高木工業）が２回戦に進出、女子シングルスは中村藍子（ニッケ）、奈良くるみ（大阪・大産大付高）が順当に１回戦を突破した。

　伊達は、先にマッチポイントを握られる最悪の展開にも焦らなかった。「流れが変わるのを待っていた」その第２セット４―５から米村がダブルフォルトを犯すと、ネットに積極的に飛び出し、思い切りのいいボレーでこのゲームを奪い、流れを引き寄せた。

　超即席コンビだった。組む予定だった藤原里華（２７）＝北日本物産＝が欠場。韓とのペアが決まったのは、試合２日前の２３日夜だった。「電話はしたけど、顔もサウスポーということも知らなかった」この日午前、韓のシングルス戦を見て特徴を把握。いざダブルス戦では、持ち味の力強さを巧みに引き出した。

　大会のポイントは世界ランクに反映する。「全豪につながる大会。けがのないように満足いくプレーをしたい」目指すは全日本選手権に続く単復２冠、そして４大大会出場だ。

参照元：スポーツ報知