ロドリゲスがヤンキース残留へ…１０年３００億円で合意

　米大リーグ、ヤンキースからフリーエージェント（ＦＡ）となっていたアレックス・ロドリゲス内野手（３２）が１５日、ヤンキースとの契約更新に合意した。ＡＰ通信などが報じた。

　合意した内容は、来季からの１０年契約で、年俸総額２億７５００万ドル（約３０２億５０００万円）。自身が２０００年にレンジャーズと結び、ヤンキースが引き継いだ「１０年間で総額２億５２００万ドル」の史上最高を更新する契約となった。

　ヤンキースが引き継いだ１０年契約を、ロドリゲスは３年残して途中解除し、ＦＡになったことで、退団は確実とみられていた。しかし、ロドリゲスは１４日に残留を希望する声明を発表。１５日までに球団経営の実権を握るハルとハンクのスタインブレナー兄弟と会談した。交渉を終えたハンク・スタインブレナー氏はＡＰ通信に契約に合意したことを認めた。

　ロドリゲスは今季、大リーグ最多の５４本塁打、１５６打点を記録し、１９日発表のア・リーグ最優秀選手（ＭＶＰ）の最有力候補。（共同）

　◆アレックス・ロドリゲス内野手　９３年ドラフトで全体の１位指名を受けマリナーズに入団し、９８年に大リーグ史上３人目の「４０本塁打・４０盗塁」を達成。２０００年オフに１０年総額２億５２００万ドル（約２８０億円）でレンジャーズに移籍し、０３年には３年連続本塁打王となり、ア・リーグＭＶＰに選出された。０４年にヤンキースへ移り、今季は５４本塁打、１５６打点で２冠に輝いた。ニューヨーク生まれ。１９１センチ、１０２キロ。３２歳。（共同）

参照元：スポーツ報知