ロッテ・バレンタイン監督は来季限り

　ロッテは２１日、２００９年シーズンが４年契約の最終年となるボビー・バレンタイン監督（５８）に対し、１０年以降は契約を結ばないと通告。その後発表した。

　０５年にロッテを日本一に導いたほか、監督通算６年でＡクラス（３位以上）３回の実績を残したバレンタイン監督は２０１０年以降も長期契約を希望していたが、９月には契約延長をめぐって「球団に辞任勧告された」と発言し、騒動に発展するなどのトラブルもあった。しかし、来季も指揮を執ることが事実上決まった今年１０月には「監督生活をこのチームで終わらせたいぐらい」と話し、１１月に一時帰国。しかし外国人選手の獲得など編成方針をめぐって球団側との認識のずれが表面化し、１９日にはこの時期としては異例の再来日。球団側と話し合ったものの、契約延長の合意には至らなかった。

　ロッテ・バレンタイン監督「（２０１０年以降の契約は）０９年の成績を見てからと言われていた。驚いたが、わたしはロッテが良くなることに力を尽くしたいので、決定には賛同する。来年もこれまで同様、全力を注いでいく。選手とファンと最高の１年にしたい」

　瀬戸山隆三球団社長「チームも球団も大改革していく必要がある。決まったことなら、シーズン前に報告した方がいい。多大なる貢献には感謝している。来年は有終の美を飾ってもらいたい」

参照元：スポーツ報知