ラミ２５０号！阿部７戦５発…ＲＡ砲競演で３回一挙４点！

◆横浜２―６巨人（１７日・横浜）　ひと振りで、勝負を決めた。ラミレスはこの１球を待っていた。「三浦さんのような日本を代表する素晴らしい投手は、甘い球はそうそう来ない。だから、カットボールに的を絞った」２点リードの３回２死。三浦の初球、外角のカットボールにバットをぶつけると、打球は右翼席で弾んだ。

　勝利をたぐり寄せる一発で、記録を達成した。本塁打王争いで、トップの横浜・村田に１本差に迫る３９号ソロは、通算２５０号のメモリアル弾だ。「今、このジャイアンツというチームで記念すべき２５０号を達成できたことを光栄に思うし、神に感謝します」お決まりのパフォーマンスをさく裂させ、直後に左手で花束を受け取り、左翼席のファンに胸を張って掲げた。

　主砲の記念日に、阿部も花を添えた。３回、なおも２死一、二塁で、三浦のカウント０―２からの高めのフォークをすくい上げ、右翼席まで運んだ。「ラミちゃんのホームランもあったし、“じゃあ、オレも”というわけじゃないけど勢いに乗って打席に入りました」助っ人の作った流れで、試合を決める１９号３ランを放ち、ベンチでは「そんなの関係ねぇ」のパフォーマンスを披露して、ラミレスと笑い合った。

　この７連勝中、４番は３本塁打６打点と仕事をこなし、阿部も１９打数８安打の打率４割２分１厘、５本塁打、８打点と主軸が作った好機を得点につなげた。これで今季、ＲＡアベック弾は５戦全勝。「阿部の本塁打は素晴らしかったし、打線全体が皆さんの期待していた布陣になってきたのも好調の要因でしょ」とラミレスはうれしそうに話した。４番は４番らしく、そして恐怖の７番打者は陰のクリーンアップとして、最後まで打線を引っ張り続ける。

　▼Ｇラミレスが２５０号　巨人のアレックス・ラミレス外野手（３３）が、１７日の対横浜２２回戦（横浜）の３回２死から、三浦から右翼席に３９号ソロを放ち、通算２５０号本塁打を達成した。プロ野球５３人目。初本塁打はヤクルト時代の０１年４月４日、対巨人２回戦（神宮）で高橋尚から。

参照元：スポーツ報知