オレは巨人眼中なし！…阪神戦に川上、中田投入

中日が巨人でなく、首位の阪神に絞って、先発ローテーションを再編成したことが２０日、分かった。２７日からの阪神との直接対決２連戦（甲子園）に川上と中田を投入。阪神に相性のいい２枚看板で虎を倒し、逆転優勝を目指す。

　落合竜がＶ争いのライバルを絞った。２４日から巨人、阪神と５連戦となるが、重要視するのは昨年も激しい優勝争いを演じた阪神。ペナントレースの天王山ともいえる直接対決に向け、先発ローテを変更。その対象になったのが川上だった。

　当初は１９日のヤクルト戦（神宮）で先発し、２６日の巨人との最終戦（東京ドーム）に投げる予定だった。「相性もだし、今の状況もある。この先のことも考えないといけない」と森バッテリーチーフコーチが説明したように、８月２３日の巨人戦（東京ドーム）で４発を浴びて６回５失点。今季東京ドームでは３試合に先発して２敗と勝ち星がないこともあり、巨人戦の先発を回避。通算２６勝１６敗、今季３勝２敗の阪神戦に回る。

　さらに２８日の２戦目には通算８勝１敗の虎キラー・中田を配置する。この日、ナゴヤドームでの練習に参加した川上は「役割を全うするだけ」と静かに闘志を燃やせば、中田は「（１３勝７敗と）結果が出ているんで、コントロールを乱しても自信を持って投げることができる」ときっぱり。阪神、巨人と０・５ゲーム差にひしめく大混戦だが、負け数で３つの差がある巨人はすでに眼中にはない。球団史上初の連覇へ向け、オレ竜が誇る２枚看板でトラに引導を渡す。

参照元：スポーツ報知