沢屋敷ＶＳアーツ…Ｋ―１ワールドＧＰ決勝で１３歳差対決

【ソウル３０日】Ｋ―１ワールドＧＰ決勝戦（１２月８日、神奈川・横浜アリーナ）の抽選会が行われた。日本の新エース、沢屋敷純一（２３）＝チーム・ドラゴン＝は、過去３度優勝のピーター・アーツ（３６）と初戦で激突することが決定。鼻骨骨折の疑いがあったが、軽傷と判明した沢屋敷は３月にジェロム・レ・バンナ（３４）を倒した縁起のいい会場で、１３歳差の年の差対決に挑む。

　運命を決める抽選会で、沢屋敷がアーツに指名された。決勝戦初出場の沢屋敷と、１５年連続出場のアーツと好対照の対戦。沢屋敷は「誰がきても厳しい試合になる。尊敬している人がとなりに来て、結果的には良かったと思う」と淡々としていた。アーツは「とても満足している。彼は経験がないからね」と余裕の表情だった。

　日本人新エースになった２９日の藤本祐介戦から一夜明け、沢屋敷は「だいたいプラン通り。鼻血は予想外でしたけど」と激闘を平然と振り返った。鼻骨骨折の疑いで、病院に直行したが、診断の結果は「折れてはいないんですけど、腫れてる。腫れが治まったら、治るんじゃないですか」と軽傷だったことが判明。次戦まで約２か月あり、問題はなさそうだ。

　世界一を決める大会は、沢屋敷にとって、幸運の場所で開催される。３月にバンナに勝ち、世界８強まで駆け上がった。アーツ戦は不利が予想されるが、それはバンナ戦、藤本戦も同じだった。「ピーター・アーツにどれだけかみつけるか。日本の枠として、責任はあると思います」新エースが再び奇跡を起こす。

参照元：スポーツ報知

２日内海で王手！３日尚成で奪回…原巨人Ｍ２！自力で決める！

　セ・リーグの優勝マジック「２」が点灯している原巨人が、最後は頼れる左腕コンビで自力Ｖをつかむ。今季の残り２試合、１０月２日のヤクルト戦、３日の横浜戦（ともに東京ドーム）に連勝すれば５年ぶりのリーグ制覇が決まるが、２日は内海、３日は高橋尚が先発予定であることが分かった。ともに開幕から先発ローテを支え、チーム最多の１４勝ずつを稼ぐサウスポー２枚看板でＶ奪回を狙う。

　ほおは紅潮していた。「アカン！」「ヨッシャー！」内海がバント練習で１球ごとに大きな声を挙げた。残り２試合に備え、東京ドームで行われた全体練習。「気分的には最高潮です」と若き左腕がひときわ大きなアクションで、投手陣を盛り上げた。

　歓喜へのカウントダウンが始まる。優勝マジック「２」。残り２試合に連勝すれば、ライバル中日の結果に関係なく、５年ぶりのリーグ優勝が決まる。最後のヤマ場である１０月２日のヤクルト戦に内海、同３日の横浜戦に高橋尚が先発することになった。「目の前のアウトを取ることしか考えていない。飛ばして行く」ヒサノリは練習後、こう意気込んだ。

　今季の快進撃も、この２人から始まった。横浜と対戦した開幕カード、ともに先発して勝利。その後もローテの中心として、競い合うように１４個の白星を積み重ねた。シーズン終盤には先発ローテの合間に中継ぎ待機。中４日、中２日という過酷な条件を乗り越え、今月はそれぞれ２勝ずつを稼いだ。一戦必勝の残り２戦を任せられるのは、このコンビしかいない。

　データも後押しする。内海は今季、ヤクルト戦に６試合先発して３勝２敗、防御率３・１９。高橋尚は横浜打線に対して４戦４勝、防御率は０・９３と圧倒的な優位を誇る。木佐貫、野間口ら残りの先発投手らも中継ぎ待機する総力戦となるが、尾花投手総合コーチも「どんどんつぎ込む必要がなければ、（リリーフを）出す必要もない」とキッパリ。左腕コンビへの信頼は絶大だ。

　タイトル争いもかかるが、優勝を最優先させる。内海はリーグトップの１７８奪三振。勝率１位（・７７８）の高橋尚も、グライシンガーを抑えて防御率でも２・７５と“２冠”。だが「タイトルよりもチームの勝利。しっかり抑えれば近づいてくるもの」と、あくまで勝ちにこだわっていく。残り２試合。巨人が誇る左腕２枚看板で、歓喜のゴールに飛び込む。

参照元：スポーツ報知

貫いた！ヒルマン野球で連覇

◆ロッテ１―９日本ハム（２９日、千葉マリン）　パ・リーグ優勝へのマジックを「２」としていた日本ハムが２位・ロッテに大勝。２年連続４度目のリーグＶを決めた。パで連覇を達成したのは１９９９年、２０００年のダイエー（現ソフトバンク）以来。日本ハムは球団史上初の連覇だ。

　色とりどりのテープがグラウンドに投げ込まれた。ヒルマン監督はゆっくりとグラウンドに歩み出た。頼もしき戦士たちの無数の笑顔と感涙に囲まれ、指揮官は高々と３度、舞った。「最高の気持ちです」昨年までの“決めゼリフ”「シンジラレナ～イ」は封印した。球団初の連覇は奇跡では達成されない。２年連続の胴上げは、本物の強さを証明するものだった。

　今季を象徴する会心の試合だった。６回の先制点は無死一、三塁で高橋の遊ゴロ併殺の間に生まれた。７回には森本の犠飛などで２点。「とにかく１点を手堅く取りにいき、まさに全員が勝ち取った勝利だ」安打が１本出れば、これでもか、と小技を絡めてチャンスメークに徹する。この日、３度、試みたバントはすべて成功。打率は５位、得点、本塁打ともにリーグ最低のチームだからこそ迷わずできる芸当でロッテの戦意をそぎ、最後は突き放した。

　２１世紀初のパ・リーグ連覇への挑戦は“幻影”を振り払うことから始まった。新庄の現役引退、小笠原の巨人への移籍。昨年、２人合わせて４８本塁打、１６２打点を稼いだ穴埋めは早々にあきらめた。４月２２日。借金６で最下位に低迷する中、指揮官は緊急ミーティングで犠打成功率、出塁率などを記した資料を配布した。

　「みんな一生懸命やり過ぎている。自分たちのできることをしよう。この数字をどれだけ向上させられるかが勝負だ」

　犠打、盗塁、エンドランなど小技を重ね、少ない得点差を安定した投手陣で守りきる野球を確立。順位を押し上げた。このままリーグ最少得点での優勝となれば、初のことだ。

　９月８日の西武戦（札幌ドーム）後、今季限りでの退団を発表した。唯一の理由は「家族」。首位を走るチームは揺れた。だが、同時に理解も示した。選手、チームスタッフに子供が生まれれば、往復の航空代を自腹で切り「今、すぐに会いにいってやれ」と休みを与えた。親族に不幸があれば、場所を問わず葬儀に参列。「誰に何と言われても、譲れないものがあるんだ」選手指導のかたわらで、ずっと家族の大切さを説いてきた。だからこそ、突然の別れを選手は受け入れ「監督のために」と気持ちを一つにした

　かつて、本社社員が営業先で「野球の日本ハムは池田高より弱い」と嘲笑（ちょうしょう）された“負の歴史”は、ここにピリオドが打たれた。外国人監督で２度の優勝は史上初。「まだ終わりじゃない。これからも今まで通りの戦いをしていきたい」と前を向いた。クライマックスシリーズ、日本シリーズ…ヒルマン監督の挑戦は、まだ終わらない。

　◆トレイ・ヒルマン　本名はトーマス・ブラッド・ヒルマン。１９６３年１月４日、米テキサス州生まれ。４４歳。テキサス大アーリントン校からインディアンスに入団。マイナー３年間で現役を引退し、その後、マイナーで監督、コーチなどを務め、０３年に日本ハムの監督に就任。昨年はチームを４４年ぶりの日本一に導いた。１７８センチ、８１キロ。右投右打。家族はマリー夫人と１男１女。

　◆北海道日本ハムファイターズ　１リーグ時代の１９４６年、セネタースとして設立。４７年、東急フライヤーズ、４８年に急映フライヤーズに改称。４９年の２リーグ分立でパ・リーグに加盟。５４年から東映フライヤーズとなった。水原茂監督の６２年に土橋正幸、尾崎行雄を擁して初の日本一。７３年に日拓ホームに身売りしたが、その年のオフに日本ハムに売却、日本ハムファイターズになった。大沢啓二監督の８１年に２度目のリーグＶ。２００４年、札幌に本拠地を移し、北海道日本ハムファイターズに名称変更。昨年、新庄剛志、小笠原道大らを擁して３度目のリーグ制覇。日本シリーズでは中日を破り、移転３年目で４４年ぶりの日本一に輝く。オーナーは大社啓二氏。

　◆記念グッズ７品１０・１２発売開始　日本ハムはリーグ優勝に合わせて、記念グッズを発売する。商品はＴシャツ（Ｓ、Ｍ、Ｌ＝３０００円）、タオルマフラー（２５００円）、ツインバット（８００円）など７品。１０月１２日の午前１０時から札幌ドームのオフィシャルショップなどで発売される。また、純金製の記念メダル（１０万５０００円）などは、優勝決定翌日より公式ホームページを通じた通信販売でのみ発売。問い合わせは日本ハム球団（ＴＥＬ０１１・８５７局３９３９）まで。

参照元：スポーツ報知

松井秀、右ひざ治療へ

ヤンキースの松井秀喜外野手は２９日夜、痛めている右ひざの治療のためにチームを離れ、ニューヨークへ向かった。今季最終戦となる３０日のオリオールズ戦は欠場し、ニューヨーク市内で治療を受ける。

　インディアンス―ヤンキースの地区シリーズ第１戦は１０月４日で、治療を受けてもプレーまで数日の猶予がある。

参照元：スポーツ報知

イチロー２安打も首位打者諦めた

◆マリナーズ５―１レンジャーズ（２９日・シアトル）　マリナーズのイチローは「１番・中堅」で４打数２安打。打率は３割５分１厘。城島健司は「６番・捕手」で４打数無安打。打率は２割８分７厘。チームは５―１で勝った。

　この日、打率１位のオルドネス（タイガース）はホワイトソックス戦を欠場し、打率３割６分は変わらなかった。３割５分１厘のイチローが追い抜くには３０日の最終戦で７打数７安打し、オルドネスが５打数無安打で終わらなければならない。「よほど長い延長になって、６の６で（次の打席を）迎えられれば別だけど…。まあ事実上は終わっている」とさばさばした口調だった。

　イチロー「（オルドネスとの首位打者争いについて）もう、そのレースは今日で終わったと思います。３つ目（の打席に凡退）で終わったと思いましたね」

　城島「（３０日の今季最終戦に向け）これまでと何も変わらない。同じ時間に球場に来て、同じことをやる。それが一番結果が出ることだと思っているから」

　◆イチローの打席別結果
  第１打席　１回　左飛
  第２打席　３回　左安打
  第３打席　５回　遊ゴロ
  第４打席　７回　中安打

　◆城島の打席別結果
  第１打席　２回　三ゴロ併殺打
  第２打席　４回　右飛
  第３打席　６回　左飛
  第４打席　７回　遊ゴロ

参照元：スポーツ報知

サッカーくじ「ビッグ」で６億円出た！

サッカーくじを運営する日本スポーツ振興センターは３０日、第３０６回サッカーくじの「ビッグ」で１等当せん金６億円が１口出たと発表した。日本くじ史上最高額となる６億円は６月の第２８６回で２口出ており、今回で３口目。

　「ビッグ」はここまで４回連続で１等当せんがなく、前回からの繰越金が１１億円を超えていた。今回の売り上げは２５億３１８万４４００円。２等は２９７万９９８１円で４２口出た。

　次回への繰越金は過去最高の１５億６４１０万７８４０円で、１０月６日まで販売される第３０７回の「ビッグ」でも当せん金６億円の１等が出る可能性がある。

参照元：スポーツ報知

時津風親方、瀕死の弟子放置…暴行を口止め、口裏合わせも

　時津風部屋の序ノ口力士・時太山（当時１７歳）＝本名・斉藤俊（たかし）さん＝が６月のけいこ後に急死した問題で、死亡の直前、時津風親方（５７）＝元小結・双津竜、本名・山本順一＝が、しごいた兄デシらを遠ざけ、斉藤さんと二人っきりになりながら介抱せず、意識不明になっても病院への搬送をすぐに認めなかったことが２９日、分かった。更に自らの暴行などを警察に話さないよう、弟子たちに口止めしていたことも判明。あまりに悪質な“リンチけいこ”の全容が明らかになった。

　衝撃の事実がまた明らかになった。県警や複数の関係者によると、斉藤さんが亡くなった６月２６日は午前１０時ごろ、愛知・犬山市の部屋で朝げいこが終了。親方の指示で４、５人の兄デシが残され、斉藤さんへのぶつかりげいこが始まった。

　親方はしばらく土俵脇で様子を見た後、風呂や食事のため宿舎へ移動。帰ってくると「後はわしが面倒を見る。お前らは風呂へ入れ」と話し、斉藤さんと二人っきりに。約２０分。「あー」という斉藤さんのうめき声がけいこ場に響いたという。この間に介抱するなどの救護措置は行われなかった。

　午後零時半ごろ、斉藤さんは意識不明になり、ぐったりとした状態に。あざがはっきりと浮き出て、体全体が土気色。親方に呼びつけられて駆けつけた兄デシらが水をかけたが意識は戻らず、親方の「今度は温めよう」という指示で風呂場に運び湯をかけ始めた。弟子たちは「救急車、救急車」とざわつき始めたが、親方は呼ぼうとしなかった。湯でも意識が戻らず、ようやく救急車を呼ぶことを了承。午後零時５０分に１１９番し、斉藤さんは病院に運ばれたが、午後２時１０分に死亡した。

　親方の異常な行動は続く。２日後の２８日、自分の部屋に関取衆を除く弟子らを呼び、２５日の夜に行われた暴行で金属バットが使われたことや、親方自身が斉藤さんをビール瓶で殴ったことを漏らさないように指示。その後、ほぼ連日、弟子らを集めて県警の聴取で何を聞かれ、話したかを詳細に報告させ、「聴取が長引くとよくないから、みんなで供述を合わせよう」と、口裏合わせを求めたという。１人が金属バットについて話したことを報告すると、「なんで本当のことを言うんだ」としかったという。

　日本相撲協会・北の湖理事長は２８日に、警察の立件を待たなくとも、暴行の事実が確認できれば処分することを決めたばかり。協会では１０月１日にも同親方から事情聴取し、２日以降に緊急理事会を開く意向で、処分は最も重い解雇が確実だ。謝罪や反省の態度を見せることなく、次々“隠ぺい工作”が明らかになる時津風親方の罪は重い。捜査は最終段階を迎えており、親方逮捕のＸデーも近い。

参照元：スポーツ報知

宮里藍、予選落ち翌日に３時間打ち込み

米女子プロゴルフツアーのナビスター・クラシック（米アラバマ州プラットビル）で予選落ちした宮里藍が一夜明けた２９日、次週に向けた練習をすぐに開始した。課題のドライバーを中心に３時間近く調整した。まだ多少のばらつきはあるものの、打球は安定してきたようだ。宮里は「自分の中で、これだというフィーリングが分かってきた」と好感触を口にした。

　３週間のオフをはさみ、ひさしぶりの実戦で得たものも大きかった。宮里は「試合に出て感じられるものがある」と、収穫を強調。次週のロングズドラッグズ・チャレンジに向けても「大きなステップになった」と藍は手応えを感じていた。

参照元：スポーツ報知

ハミルトンがポールトゥウイン、タイトル王手…Ｆ１第１５戦日本ＧＰ

◆Ｆ１第１５戦日本ＧＰ　決勝（３０日、富士スピードウェイ　１周４．５６３キロ　決勝６７周３０５．７２１キロ）　激しく雨が降る中行われ、驚異の新人ルイス・ハミルトン（２２）＝英国、マクラーレン・メルセデス＝が２時間０分３４秒５７９（平均時速１５１．９７８キロ）が今季４度目のポールトゥウインを飾った。年間４勝は１９９６年のジャック・ビルヌーブ（カナダ、当時ウィリアムズ）に並ぶ新人最多勝記録。ドライバーズタイトル争いでトップに立つハミルトンは１０７ポイントとし、このレースをリタイアした２位フェルナンド・アロンソ（スペイン、マクラーレン・メルセデス）との差を１２点に広げた。早ければ第１６戦の中国ＧＰ（７日決勝）でタイトルが決まる。

　２位にはルノーの新人ヘイッキ・コバライネン（フィンランド）が入り自身初の表彰台に上がった。元全日本Ｆ３王者のスーティル（スパイカー・フェラーリ）とともに現富士コースの貴重な経験者として臨んだ山本左近（スパイカー・フェラーリ）が自己最高の１２位でゴール、佐藤琢磨（スーパーアグリ・ホンダ）は１５位に終わった。

　ホンダはルーベンス・バリチェロ（ブラジル）の１０位が最高でジェンソン・バトン（英国）はリタイア、トヨタはヤルノ・トゥルーリ（イタリア）が１３位、ラルフ・シューマッハ（ドイツ）はリタイアと日本勢は散々な結果に終わった。完走は２２台中１５台。

　レースは悪天候のためセーフティーカースタート。２０周目にようやく通常のレースが始まったが、水が浮いた路面、他車が巻き上げる水滴や濃霧による極度の視界不良の対応に各車が苦しみクラッシュが相次いだ。先頭を走ったハミルトンは他車に煩わされることなく、マシンコントロールを保ちながら落ち着いて走行。中盤の最終コーナーでスピンするシーンもあったが、乗り切った。アロンソはスーティルに接触し右リアを破損した上、４２周目のヘアピンで単独スピンしウォールに激突、今季初のリタイア、ノーポイントに終わりタイトル争いは厳しい状況となった。

　Ｌ・ハミルトン「今まで走った中で一番長いレースだ。本当にレースができるのか心配だったけど、セーフティーカーで始まって、ずっと永遠に続いているみたいだった。リードしている時、これまでのレースのことを考えた。チャンピオンシップに向けて慎重に頑張りたい」

　Ｆ・アロンソ「これでチャンピオンは厳しくなったが最後まで戦い続ける」

　山本左近「（コースの一部が）川というよりも大きなプール。前にいる車のリアエンドのランプすら見えなかった。やるべきことをやって結果を出したことはすごく自信になった。残り２レースで自己ベストを更新したい」

参照元：スポーツ報知

遼４４位、ビジェガス初Ｖ…コカ・コーラ東海クラシック最終日

◆男子プロゴルフツアー　コカ・コーラ東海クラシック最終日（３０日・愛知県三好ＣＣ、パー７１）　首位と８打差の１８位でスタートしたアマチュアの石川遼（東京・杉並学院高）はダブルボギー３つなど８０と崩れて４４位に終わった。

　優勝は米ツアーからの招待選手で２５歳のカミロ・ビジェガス（コロンビア）が通算２アンダー、２８２で並んだ藤島豊和とのプレーオフ２ホール目でバーディーを奪って勝利し、日米ツアーを通じて初の栄冠を飾った。優勝賞金は２４００万円。

　３位に宮里優作が入り、片山晋呉は５位だった。

　１６歳の石川は池に２度入れるなど、８０と大きく崩れて４４位に沈んだ。バーディーは一つだけ。「回っていてつらかった。でも学べることも多くてよかった」と収穫を強調した。

　プロツアー３戦連続で予選通過を果たしたが、今大会はアプローチショットの精度などトップ選手との実力差を痛感した様子。次戦は１０月１１日からの日本オープン。大舞台へ向け「自分のショットに自信を持って、バーディーチャンスを作れれば」と気持ちを切り替えていた。

　カミロ・ビジェガス「厳しいプレーオフだったが、冷静に集中することができた。初優勝で自信を得たし、近いうちに米ツアーでも勝てたらいいと思う」

参照元：スポーツ報知

シュルトＶ３へ最凶のヒザＫＯ…Ｋ―１ワールドＧＰ開幕戦

◆Ｋ―１ワールドＧＰ開幕戦　○セーム・シュルト（１回１分２６秒　左ひざ蹴り→ＫＯ）ポール・スロウィンスキー●（２９日、ソウル・オリンピック第１体育館）　スーパーヘビー級王者のセーム・シュルト（３３）＝オランダ＝が、豪快なひざ蹴りで、ポール・スロウィンスキー（２７）＝オーストラリア＝を一蹴。Ｋ―１史上初の３連覇達成に弾みを付けた。

　圧勝だった。シュルトは、ストレート並みの威力を持つ左ジャブでプレッシャーをかけた。ロープ際に追い込むと、左ひざ蹴りをスロウィンスキーの顔面にたたき込んだ。スロウィンスキーは、鼻血を出しながら、立とうとしたが、ダメージが大きくＫＯを宣告された。わずか８６秒での快勝にシュルトは「多くの発見と成長があった。コンビネーションと精神面が成長したね」と満足そうに振り返った。

　過去Ｋ―１ワールドＧＰで、連覇を達成したのは、ピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、レミー・ボンヤスキーとシュルトの４人。３連覇は誰も成し遂げていない。今のシュルトに死角はなく、本人も「今までのトレーニングを積み重ねることが重要。３連覇は、より身近に感じてるよ」と手応えは十分だ。横浜大会で、絶対王者が新しい歴史を作る。

参照元：スポーツ報知

巨人Ｍ２点灯！原監督「あと２試合、全力で戦おう」

巨人についにマジック点灯―。２８日の阪神・中日戦で中日が敗れたため、巨人の優勝へのマジック「２」が初点灯した。これに先だってチームはこの日、よみうりランド内のジャイアンツ球場で練習を再開。原辰徳監督（４９）は「あと２試合、全力で戦おう。人事を尽くして天命を待つ」などと円陣で改めて檄（げき）を飛ばし、士気を高めた。３０日には東京ドームで紅白戦を行うことが決定。万全の状態で１０月２、３日の２試合を迎え、自力で５年ぶりのＶ奪回を成し遂げる。

　５年ぶりのＶ奪回が、ついに手の届くところまでやってきた。中日が敗れたことで待望のマジック２が点灯。残る１０月２日のヤクルト戦、同３日の横浜戦（いずれも東京ドーム）に連勝すれば自力で栄冠をつかみ取ることができる。

　優勝の行方を左右する阪神・中日戦に先駆けて、原巨人はＧ球場で全体練習をスタートさせた。開始前に首脳陣と選手、スタッフが全員集合。輪の中心には原監督がいた。「人事を尽くして天命を待つ。あと２試合、全力で戦おう」指揮官の熱い檄がグラウンドに響き渡る。２７日の休養日でリフレッシュした選手たちの目に、再び炎がともった。

　原監督は５分間にわたってナインに語りかけた。最後の決戦に向けて全員の意識を統一した。「改めて士気を高めるということです」自分の経験談をもとに、大一番に向けての準備の大切さなどを説いたという。

　その後、選手だけで集まり、阿部が声を張り上げた。「残り２試合、勝つことだけを考えてやりましょう！」中日との死闘を終えた直後から考え始めたという主将の“決意表明”。「せっかく中日戦で頑張ったんだから、あと２つ落としたら意味がない」と言葉に力を込めた。

　この日の練習は約１時間半と軽めだった。野手はフリー打撃、投手はキャッチボールやランニングなどで汗を流した。「コンディションを上げて戦う。その一点に尽きます」と原監督。疲れを取りながら、万全の態勢で運命の２試合を迎える。３０日には紅白戦が行われることが決定した。当初は１か所打撃の予定だったが、試合間隔が５日空くため、より実戦に近い形が選択された。

　紅白戦は６イニングを予定。レギュラーと控え選手を交ぜたチーム構成になる。篠塚打撃コーチは「より相手チームに近い形でやりたい」と説明。先発が濃厚なヤクルト・石川と横浜・工藤の両左腕を想定し、野口らが投げると見られる。実戦感覚を取り戻しつつ、左対策も練ることになる。

　投手陣はスクランブル態勢で臨む。尾花投手コーチは「もちろん総力戦。個人タイトルよりもチームが優先です」。木佐貫らのブルペン待機はもちろん、上原の８回からの登板も明言した。

　もう中日も阪神も関係ない。連勝すればいい。阿部は「相手どうこうじゃなくて、自分たちのやるべきことをやるだけです」と言い切った。絶対に勝つ。歓喜へのカウントダウンが始まった。

参照元：スポーツ報知

レッドソックス１２年ぶり地区優勝！

◆レッドソックス５―２ツインズ（２８日・ボストン）　ア・リーグ東地区のレッドソックスはツインズに５―２で勝ち、１２年ぶり６度目の地区優勝を決めた。

　この日の勝利でレッドソックスは９５勝とし、オリオールズに延長１０回、９―１０でサヨナラ負けした２位ヤンキースが残り２試合に連勝した場合の９４勝を上回ることが確定した。

　本拠地フェンウェイ・パークでは、試合終了直後からヤンキース戦が大型ビジョンに映し出された。

　多くのファンが残って戦況を見守り、ヤンキースのサヨナラ負けで地区優勝が決まると大歓声に包まれた。クラブハウスでのシャンパンかけを終えた選手たちも地区優勝のロゴが入ったそろいのＴシャツを着て、グラウンドに飛び出し、ファンと喜びを分かち合った。

　松坂は「こういう経験のできる人は少ないから、報われた気がする」と笑顔をのぞかせた。

　◆岡島、優勝決定で慌ててＵターン
  登板機会のなかったレッドソックスの岡島秀樹投手は、試合終了後にクラブハウスを後にしていた。ところが、ヤンキースがまさかの逆転負けを喫して地区優勝が決まった。
  その瞬間は夕食を食べていたといい、慌てて球場に戻った。グラウンドから選手らが引き上げ始めたときにようやく到着。チームメートからシャンパンをかけられ「間に合って良かったけど、びっくりした」と息を弾ませていた。

　◆ボストン・レッドソックス　ア・リーグが創設された１９０１年に誕生。同じア・リーグ東地区のヤンキースとは人気を二分するライバル同士。２００４年に８６年ぶり６度目のワールドシリーズ優勝。野茂英雄投手や大家友和投手が所属したことでも知られる。本拠地フェンウェイ・パークは１２年に開場し、大リーグ使用の球場では最古の施設。

参照元：スポーツ報知

俊輔３試合連続欠場

【グラスゴー（英国）２８日】左ひざを痛めているセルティックの日本代表ＭＦ中村俊輔（２９）が２９日のリーグ戦、対ダンディーＵ戦を欠場することが２８日、決まった。公式戦３試合連続の欠場。俊輔は２８日、ジム内で前日よりもスピードを増したランニングを行い、超音波治療を行った。「明後日（３０日）の練習でピッチに出て、たぶんボールを蹴る。今は、痛い動きなどをグラウンドで確認したい」と、欧州ＣＬ、対ＡＣミラン戦（１０月３日・ホーム）に備える。

参照元：スポーツ報知

時津風親方、週明け解雇へ！

大相撲時津風部屋の序ノ口力士、時太山（当時１７歳）＝本名・斉藤俊（たかし）さん＝が６月に兄デシから暴行を受けて死亡した事件で、時津風親方（５７）＝元小結・双津竜、本名・山本順一＝が週明けに日本相撲協会から解雇、除名処分を受けることが２８日、確実になった。協会では１０月１日にも同親方を事情聴取し、処分を決める臨時理事会を招集する。処分は賞罰規定で最も重い解雇、除名が確実で、前代未聞の暴行事件へ、警察の立件を待たずに協会が断固とした態度に出る。

　角界を揺るがす不祥事に北の湖理事長が断を下した。この日午前に監督官庁の文部科学省から一連の事件への説明を求められ、理事長は午後１時から霞が関の同省で渡海紀三朗大臣（５９）、松浪健四郎副大臣（６０）と個別に会談。真相究明、再発防止策の検討など５項目にわたる指導を受けた。

　文科相が理事長を呼び出して指導した例はない。異例の直接指導は監督官庁が事態を重大視していることの表れで、渡海大臣から「こうしたことがないようしっかり指導してほしい」と要請された理事長は「真摯（しんし）に受け止め２度と起こらないように努力します」と頭を下げた。

　指導項目には関係者への処分も含まれ、これを受けて北の湖理事長は「何らかの対応をしなくてはいけない。まずは本人から話を聞かないといけません」と明言。週明けに時津風親方から事情を聴取、暴行への関与が確認された場合は、警察の立件を待たずに臨時理事会で厳しい処分を下す意向だ。理事たちも事態を深刻に受け止めていることから、処分は協会のルールブックの寄付行為が定める賞罰で最も重い解雇が確実。同時に除名も考えられる。時津風親方は捜査を進める愛知県警、犬山署が立件すれば辞職する意思を固めており、辞職を申し出る可能性もある。いずれにせよ、角界から事実上の“追放”となる。

　捜査は大詰めを迎えているが、協会は警察の捜査結果が出る前に、自ら処分を下すことで遺族、あるいはファンへのけじめを示す姿勢だ。「一人の力士が亡くなったことは重く受け止めていますので、しっかり対応します」と北の湖理事長は襟を正した。

参照元：スポーツ報知

宮里藍、東尾は予選落ち…米女子ゴルフ第２日

　◆女子ゴルフツアー　ナビスター・クラシック（２８日、米アラバマ州プラットビル　ＲＴＪゴルフトレール＝パー７２）　サスペンデッドとなった第１ラウンドの残りと第２ラウンドを行い、１３２位で第２ラウンドをスタートした宮里藍は１バーディー、５ボギー、１トリプルボギーで７９と崩れ、通算１４オーバー、１５８の１３８位で今季５度目の予選落ちとなった。東尾理子も通算１２オーバーで予選落ちした。

　ステーシー・プラマナスド（米国）が６８で回り、通算１３アンダーで単独首位。

　宮里藍「スコアはついてこなかったけど、いい感じで終われたと思う。いいショットもたくさんあったし、いいパーセーブもいっぱいあった。ショットにまだまだばらつきはあるけど、トータルでいい感触はつかめてきている」

参照元：スポーツ報知

ハミルトンＰＰ、佐藤２１位…Ｆ１日本ＧＰ公式予選

　◆自動車Ｆ１シリーズ第１５戦、日本グランプリ（ＧＰ）（２９日、静岡県富士スピードウェイ）　公式予選を行い、年間順位首位の新人ルイス・ハミルトン（英国、マクラーレン・メルセデス）が今季５度目のポールポジション（ＰＰ）を獲得した。

　２位はフェルナンド・アロンソ（スペイン）で、マクラーレン・メルセデス勢が決勝１列目を独占した。同２列目は、３位のキミ・ライコネン（フィンランド）らフェラーリ勢となった。

　スーパーアグリ・ホンダの佐藤琢磨は２１位、スパイカー・フェラーリの山本左近はＦ１復帰後５戦連続で最下位の２２位。

　ホンダはジェンソン・バトン（英国）が予選３回目に進み、今季自己最高の７位に入った。トヨタはヤルノ・トゥルーリ（イタリア）の１４位が最高と伸び悩んだ。

参照元：スポーツ報知