魔裟斗、佐藤認めるも「最強は俺」…Ｋ―１ ＭＡＸ

Ｋ―１　ＷＯＲＬＤ　ＭＡＸ準々決勝の一夜明け会見が８日、都内で行われ、勝ち残った４選手が出席。決勝大会（１０月１日・日本武道館）の準決勝で初対決する魔裟斗（２９）＝シルバーウルフ＝と日本人ＮＯ２の佐藤嘉洋（２７）＝フルキャスト＝は、健闘を誓う握手を交わした前日から一転して目も合わせず、早くも臨戦ムードを漂わせた。

　今まで全く佐藤を評価してこなかった魔裟斗は「（世界王者の）ブアカーオを倒したんだから、認めざるを得ない。でも日本最強と世界一の両方を見せるのは俺」と断言。佐藤も「僕も根性では負けない。今年、一番格闘技が盛り上がる日に主役になるのは僕」と譲らず。両者は努めて淡々と話したが、張りつめた空気が会場を支配した。

　過去に確執はない両者だが、お互いが相手を目障りと感じている。谷川貞治イベントプロデューサー（４６）は「魔裟斗君は過去のライバルでも、小比類巻（貴之）や武田幸三のことは嫌いではなかった。でも、佐藤君に対してだけは触れたくもない、という感覚を持っているようです」と説明。身長で１１センチ上回る“ＮＯ２”はカリスマにとっても煙たい存在なのだ。Ｋ―１史上に残る決戦までの３か月が、待ち遠しい。

参照元：スポーツ報知