間垣親方と豊桜に減俸処分、陸奥親方はけん責に

日本相撲協会は２９日、東京・両国国技館で定例の理事会を開き、大相撲夏場所中の朝げいこで弟子を竹刀で殴打してけがを負わせた間垣親方（元横綱二代目若乃花）と、弟弟子の序ノ口力士を調理器具でたたいて負傷させた十両豊桜にそれぞれ３か月、３０％の減俸処分を決めた。

　豊桜の師匠、陸奥親方（元大関・霧島）はけん責処分となった。

　間垣親方も同席して行われた話し合いでは、弟子へ行き過ぎた行為をしたにもかかわらず「どこの部屋でも行われている」などと発言した同親方に対し、理事からの降格を求める厳しい意見も出たが、理事会の総意で減俸に決まった。

　間垣親方は相撲協会の理事を務めている。３人は力士死亡の再発防止検討委員会から、場所中に厳重注意を受けていた。

　北の湖理事長（元横綱）「あってはいけないことなので、深く反省しなければいけない。理事会で決議されたことは重いが、間垣親方自身は真摯（しんし）に受け止めている」

　陸奥親方（元大関・霧島）「わたしの責任だから、どんな処分でも受け止める。（豊桜とは）数え切れないくらい話をして、二度とこういうことがないようにと言った。これからが大事だ」

　豊桜「どんな処分でも真摯（しんし）に受け止める。今は（弟弟子の）ご両親や、皆さんに迷惑を掛けたので申し訳ない気持ちでいっぱい。とにかく謝るだけです」

参照元：スポーツ報知