遼 ホストプロ３戦連続予選落ち「頭が悪い」…男子ゴルフ

◆男子プロゴルフツアー　コカ・コーラ東海クラシック　第２日（３日、愛知・三好ＣＣ西Ｃ＝パー７２）　３オーバーの６７位で出た石川遼（１７）＝パナソニック＝は３バーディー、２ボギー、２ダブルボギーの７５と巻き返せず、通算６オーバーの７７位に後退。ホストプロを務めたここ３試合連続で予選落ちとなった。トップには通算６アンダーの池田勇太（２２）＝ムラサキスポーツ＝、深堀圭一郎（３９）＝フォーラムエンジニアリング＝ら５人が並び、混戦模様で決勝ラウンドに突入する。

　コースに漂うあふれんばかりのため息を、石川は肌で感じていた。前半の３番で５０センチのボギーパットを外しダブルボギーとすると、続く４番では第１打を左のがけに落とすトラブル。連続ダブルボギーとして大きく後退し、結局前半アウトは今季最悪のハーフ４２。予選通過ラインから、早々に脱落した。

　大きな期待に「結果」で応えられなかった。ＡＮＡオープン、パナソニックオープンに続いての予選落ち。スポンサー及び所属契約を結ぶ企業の冠大会でホストプロを務めたが、３大会続けて初日にオーバーパーをたたいて出遅れた。

　５月に４戦連続の予選落ちを経験をしたが「今の方が悔しい」という。「スイングは良くなっているのに…。ゴルフが下手」３番では、右ラフからの第２打をグリーン左の狭い位置に切られたピンを直接狙ったが、左バンカーへ。「あそこで勝負をかけにいくべきではなかった。最後の最後に勝負どころを持っていくためにも出だしが悪い」と判断ミスを悔やみ、以前、コースマネジメントについて「このゴルフで予選落ちは頭が悪い」と尾崎将司に言われた言葉をかみしめた。

　「かなり多くの人に支えてもらい応援してもらった３週間」と普段とは違う雰囲気も感じていたホストプロ３連戦。「来年はもっと期待されて、それに応えたい」味わった屈辱は決して無駄にはしない。

参照元：スポーツ報知