遼“首トレ”で上位狙う…１１日から日本オープン出場

男子プロゴルフの今季メジャー第３戦、日本オープンは１１日から４日間、神奈川・相模原ＧＣ東Ｃ（７２５９ヤード、パー７２）で行われる。メジャー初出場の石川遼（１６）＝杉並学院高１年＝は８日、接骨院で首の筋力アップに取り組んでいることを明かした。次週ブリヂストンオープン（１８～２１日）の出場も正式発表され、初のプロ２週連続出場へ肉体改造で挑む。

　２週前のコカ・コーラ東海クラシックでは、プロツアー３戦目で初めて４日間プレー。最終日に８０と崩れ４４位と体力不足を痛感した。試合のなかった前週は地元・越谷市の接骨院に通い、スイングの“屋台骨”となる首の強化に務めた。四つんばいになり頭で壁を押す筋トレも教わり「疲れにくくなりますからね」と手応えを感じている。

　この日は藤田寛之、宮本勝昌らと練習ラウンド。初めてプロと回り「試合のカップの位置を想定してアプローチ練習をしている」と感心した。９日はプロアマのためコースには訪れず、接骨院で最終ケアの予定。４戦連続予選突破、そして日本一へ準備は万全だ。

　◆万全ラフ対策　石川は約１０センチの深いラフ対策として、ＰＳのロフト角を４８度から３９度に立て“８番アイアン”として使用する。ソールを削って抜けやすくしたもので、東海クラシックでも使った。パターは優勝した８月の日本ジュニアと同じピン型に戻したが、ヘッドを重く改良。「自分に合っているので、あとは技術次第ですね」と話した。

　◆女子プロ有村、遼の練習観戦　石川の練習ラウンドを女子プロの有村智恵（１９）が観戦した。コーチのユン・ジェイ氏が「勉強も兼ねて」と誘ったもので、前半の９ホールを付いて回った。「彼は素直にゴルフをしてました。ゴルフの原点を思い出したような気がしましたね」と感心。念願の初優勝へ良いきっかけとなるか。

参照元：スポーツ報知