美姫、思い出の地で完全復活見せる…フィギュア全日本

フィギュアスケートの世界選手権（来年３月、ロサンゼルス）代表選考会を兼ねた全日本選手権が２５日、開幕。女子は２６日にショートプログラム（ＳＰ）を行う。

　安藤美姫（２１）＝トヨタ自動車＝が、思い出の地で完全復活に挑む。会場の長野ビッグハットは、０３年１２月に４回転ジャンプを成功させて全日本を初制覇した場所だ。大技が成功すれば国内では５年ぶりとなる。当時は１６歳。１８日で２１歳になったミキティは「成長してこのリンクに帰ってきたということを見せたい」と意気込んだ。

　公式練習では２回跳び、１回着氷に成功。６位に終わったＧＰファイナルでは、今年２月の四大陸選手権以来となる４回転ジャンプに挑み復活への感触もつかんだ。プログラムも一新し「ジャンプよりもスピン、ステップにも力を入れたので評価されたい」と意欲的。けがに悩む右肩への不安も残るが「試合中に肩が外れないように気を付ける。順位よりも力を出し切りたい」とたくましかった。

参照元：スポーツ報知