織田が西日本不参加、全日本ぶっつけ復帰…フィギュアスケート

７月に酒気帯び運転で摘発され、１２月末までの国際大会出場停止などの処分を受けたフィギュアスケートの織田信成（２０）＝関大＝が、復帰初戦を予定していた西日本選手権（１１月２～４日・福岡）に出場しないことが１０日、分かった。復帰は全日本選手権（１２月２６～２８日・大阪）まで遅れる見込み。

　大会事務局によると、この日がエントリー締め切りだったが、織田からの参加申し込みはなかったという。事件後、謹慎していた織田は先月から自費で練習拠点のカナダに渡り、今季の新プログラム作成に着手。関係者によると完成が大幅に遅れ、西日本までに間に合わない状況だという。

　これにより、昨年２位でシード権を持つ全日本が復帰戦となることが濃厚。今月末から始まるＧＰシリーズに出場できないため、世界選手権（来年３月・イエテボリ）の代表選考も全日本が一発勝負になる。本来なら西日本でプログラムを試して臨むはずが“ぶっつけ本番”で挑むため、世界選手権への道がさらに厳しくなりそうだ。

参照元：スポーツ報知