相沢、世界初挑戦は大差判定負け…ＷＢＡ世界Ｓフライ級

◆プロボクシングＷＢＡ世界スーパーフライ級王座戦　○アレクサンデル・ムニョス（判定　３―０）相沢国之●（２４日、東京・後楽園ホール）　世界初挑戦で同級６位の相沢国之（三迫）はチャンピオンのアレクサンデル・ムニョス（ベネズエラ）に０―３の判定で敗れた。ムニョスは初防衛。

　相沢は相手の強打を受けて劣勢に立たされ、足を止めての打ち合いにも応じたが決め手がなかった。９回にはダウンを喫し、判定は大差がついた。戦績は１６戦１３勝（１０ＫＯ）２敗１分け。

　今年５月に名城信男（六島）を判定で破って王座に復帰したムニョスは、元王者時代を含めると通算４度目の防衛で、戦績を３３戦３１勝（２７ＫＯ）２敗とした。

　日本のジムに所属する現役世界王者は６人のまま。

　アレクサンデル・ムニョス「気分もよく、満足している。ＫＯはできなかったけれど、相手があることだし不満はない。相沢は忍耐強かった」

　◆アレクサンデル・ムニョス（ベネズエラ）　９８年１０月プロデビュー。０２年３月にセレス小林をＴＫＯで破り、ＷＢＡスーパーフライ級王座を獲得。３度防衛後に陥落したが、ことし５月に名城信男に判定勝ちしてタイトルを奪回した。軽量級離れした強打が自慢の右ボクサーファイター。戦績は３３戦３１勝（２７ＫＯ）２敗。ベネズエラ西部のボリバル出身。２８歳。

　相沢国之「情けないだけ。相手にパンチがあるとは思わない。むしろ距離感がうまく、詰めさせてもらえなかった。今までやってきたことの半分も出せなかった」

参照元：スポーツ報知