坂田ＶＳ山口“同門対決”…３・２９ＷＢＡ世界フライ級王座戦

プロボクシングＷＢＡ世界フライ級王者・坂田健史（２８）＝協栄＝の３度目の防衛戦が、３月２９日に千葉・幕張メッセ国際展示場第８ホールで行われることが７日、発表された。挑戦者の元東洋太平洋ライトフライ級王者・山口真吾（２９）の所属ジム会長で、現役時代、協栄所属の渡嘉敷勝男会長（４７）は、手の内を知られていることもあり情報漏れ防止を徹底。サプライズ戦法を取る可能性を示唆した。

　「トカちゃんカーテン」といったところか。ジム初の世界王者誕生を目指す渡嘉敷会長は「（坂田の）大竹トレーナーなんかは兄弟みたいな関係だし、ぼくの性格まで知られていますから」と情報漏れを警戒した。

　“同門対決”といっても過言ではない。山口は坂田と１０回以上、スパーリングをしたことがあり、協栄ジムの大山トレーナーは約１年半前まで山口の担当だった。それだけに「ばかげていると思うくらい意外性をもってやる」と同会長。

　現段階で分かっていることは、階級を１つ上げたこともありパワーアップを図っているということだけ。山口も「筋トレの内容？　詳しくは言えないです」と報道陣をけむに巻いた。０２年にＷＢＣライトフライ級王座獲得に失敗以来、２度目の世界挑戦。「（坂田は）今、フライ級で一番強い。全力でベルトを取りに行きます」と挑戦者らしく拳を握りしめた。

参照元：スポーツ報知