内藤「日時場所早く決めて」…“Ｆ１トレ”で１２Ｒ全開肉体

プロボクシングＷＢＣ世界フライ級王者・内藤大助（３３）＝宮田＝が１８日、合宿先の沖縄・今帰仁（なきじん）村で練習を公開した。１４日から白井・具志堅ジムの練習に参加。７月の世界奪取に貢献した同ジムの野木丈司トレーナー（４７）の指導を受け、１２ラウンドをエンジン全開で戦える“Ｆ１トレ”を行っている。

　Ｖ２防衛戦は来年１月２９日に敵地タイで前王者ポンサクレック・ウォンジョンカムとの再戦が最有力。次戦の興行権を持ち、自国開催を希望するタイ側と２月以降の日本開催を求める宮田ジムの交渉は大詰めの段階にあるが、内藤は「タイでやると想定してやっている」と覚悟。走力中心の合宿で３３歳の体にムチを打ち、肉体強化を図っている。

　日本人王者が防衛した前例がないほど地元びいきの強いタイでの再戦を視野に入れ、変則ボクシングのスタイルを変える考えもある。「１２回フルで動ける体が必要。車の排気量で例えれば、今はセルシオ級の大型車だが、それをＦ１マシンにしてみせる」と野木トレーナー。内藤は「前回と同じ内容なら負ける。まずは次戦の日時と場所が１日も早く決まってほしい」と話した。

参照元：スポーツ報知