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◆ア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第1戦 レッドソックス10-3インディアンス(12日・ボストン) レッドソックスの先発、ベケットが6回2失点で大事な初戦勝利をもたらした。1回2死から過去9打数4安打と分の悪かったハフナーにソロ本塁打を浴びたが、その後は、4回まで走者を許さなかった。「完ぺきではなくても『いい球』で打ち取ることができると、自分の球に自信を持てたから」と話した。

 レッドソックスはオーティズ、ラミレスの3、4番がうまく機能した。

 1-1の3回、押し出し四球やローウェルの2点二塁打などで4得点。5回に3点、6回にも2点を加えて突き放した。エースのベケットは6回4安打2失点、7三振と力投。7回以降は救援陣が反撃を1点にかわした。

 3、4番コンビのオーティズ、ラミレスは、ともに5打席すべて出塁し、4安打6四死球の大活躍。1点を先行された1回は1死一塁でオーティズが中前打。ラミレスが中前に弾き返して同点に。同点の3回は1死一、三塁からオーティズが死球で満塁。ラミレスが押し出し四球を選んで勝ち越しに成功すると、ローウェルの2点二塁打が飛び出すなど4点差をつけた。

 フランコーナ監督は、好投手のサバシアから8点を奪っての快勝に「プロとして素晴らしい対策ができた。ボール球を見極め、引っ張ることなく逆らわずに打てた」と攻撃陣を褒めた。

 第3戦に先発する松坂は、試合終了と同時にベンチを飛び出した。初戦勝利をチームメートと祝った。岡島は7点リードの9回にブルペンで肩をつくったが、登板はなかった。

 インディアンスのサバシアは3回に突然制球が乱れた。1死三塁から3連続四死球で勝ち越しを許すなど、この回4失点。「いつものように攻撃的な投球ができなかった。変化球が多すぎたかもしれない」と振り返った。

 インディアンスのウェッジ監督は、サバシアについて「彼は本当に強い。疲れは原因ではない」と否定。「気持ちが入り過ぎる。いつも通りに投げればそれだけで十分すごい。ただ、これは口で言うのは簡単で実際には難しいことだけど…」と、話した。

参照元:スポーツ報知

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