さくら１億円基地完成！初女王へ足固め

女子プロゴルフの横峯さくら（２３）＝エプソン＝が「１億円基地」と「５０００円スクール」を励みに賞金女王へ挑む。１１日、山形・天童市の「さくらンボｋｉｄｓゴルフアカデミー」開校式に出席。昨年１２月に宮崎市内の自宅敷地内に完成した室内練習場が、グリーンだけで２０００万円を投じたものであることが分かった。アカデミーでは月謝５０００円で打ち放題という抜群の環境で“さくら２世”を養成する。

　悲願の初女王へ、さくらに大きな発奮材料が出来た。まずは宮崎市内に完成した室内練習場。父で参院議員の良郎氏（４８）によると、バレーボールコート（１８×９メートル）１面以上の広さで、天井の高さは約１５メートル。そこに４か所カップが切れ傾斜もある「人工芝の超ハイテクグリーン」を造った。それだけで約２０００万円かかり、総工費は推定１億円。練習打席にはヘッドスピード測定器も完備した。

　年末年始に同所でトレーニングに励んださくらは「アプローチやパットも出来るし、寒くないから充実してますね」。環境が整ったことで、今週の台湾ツアー、ロイヤルオープン（１５～１７日）に出場する以外は、開幕戦のダイキンオーキッド（３月６～８日）まで宮崎で練習に励む。

　鹿児島・志布志市にある「さくらゴルフアカデミー」の初の分校も天童市内の練習場に発足。小学生～高校生の１７人が在籍し、練習場の全面協力により月謝５０００円で毎日１時間半の打ち放題を実現した。鹿児島校からコーチを派遣し、夏休みなどには合同合宿も行う予定だ。近くの天童ＣＣとも提携し、平日夕方は無料でラウンドＯＫ。近県での試合時には練習に顔を出す予定のさくらは「今年こそは賞金女王になりたいので、みなさんと一緒に頑張りましょう！」とエールを送った。東北の子供たちにもらった情熱を、女王取りへのエネルギーにする。

参照元：スポーツ報知