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松坂が“初体験”の優勝パレードで、満面の笑みを見せ、地元ファンに大きく手を振った。
快晴、気温13度。正午過ぎ、秋の深まった米東部ニューイングランド地方最大の都市・ボストンのメーンストリートに、Rソックス・ナインが現れた。2日前までワールドシリーズの激闘を演じた勇士を乗せた観光用の水陸両用車「ダックボート」20台と、1台のオープンバスがフェンウェイ・パークを飛びだした。
前日(29日)、ロッキーズの本拠デンバーから戻った世界一軍団は午前10時前には続々とフェンウェイ・パークに集合。日本人2人はともに黒のチャンピオンキャップに赤の世界一ロゴ入りパーカー姿で登場。倫世夫人を伴った松坂はレスター投手、星野通訳、関口広報と11号車に。岡島も由佳夫人を連れて、ダンスパフォーマンスを予告した守護神パペルボンらとともに、オープンバスに乗り込んだ。
岡島は巨人時代の2000年と02年に東京・銀座で、日本ハム時代の昨年は札幌市内とプロで3度もVパレードを経験した。しかし、松坂は04年に西武で初の日本シリーズを制覇した際も、球団の諸事情でパレードを行わずに、埼玉・所沢の市民文化センターで行われた優勝報告会で集まった約5000人の前であいさつをしただけ。今回が生涯初の優勝パレードだった。それだけに、ダックボードが走り出すと、「ダイスケ・コール」をするファンに向かって、顔を紅潮させながら大きく手を振った。
火曜日と平日ながら、早朝から沿道には多くのファンが詰め掛け、上空には何機ものヘリコプターが飛び交った。ファンは応援プラカードを掲げたり、上半身裸の背中にナインへの熱いメッセージを書き込んだ青年も飛び出すなど、大勢の熱狂的ファンでごったがえした。
松坂大輔投手「ファンの興奮に圧倒されながら、あらためてワールドチャンピオンになったのだという実感がわいた。ものすごくうれしかった。感動しました」
岡島秀樹投手「(バンド演奏付き車両で)踊らされたので少し疲れました。去年も日本一になったときにパレードをしましたが、日本とは予想以上にスケールが違ってびっくりした。ファンの皆さん、熱血ですね」
参照元:スポーツ報知
オーストリア1部リーグ、ザルツブルクのMF三都主アレサンドロは30日、J1浦和への復帰について「帰りたいという気持ちもないわけじゃない。日本一のチームが待っているという感じがある」と前向きな姿勢を示した。
今年1月に1年間の期限付きでザルツブルクに移籍した三都主は、最近では出場機会が減っており、浦和側も復帰に支障がないとしている。11月5日以降にザルツブルクで代理人と今後について話し合うという。
一方、DF宮本恒靖はザルツブルクから残留要請を受けており、「早く決まればみんながハッピーだと思う」と、契約延長の意向を示した。
フィンク・ザルツブルク・コーチ「宮本は知的な選手で、出場すればするべきことをする。そういう選手が必要だ。三都主は技術的に高度な選手だが、あえて言うなら前へ前へというパワーが足りない」
参照元:スポーツ報知
レスリングで北京五輪を目指すプロ格闘家の山本“KID”徳郁(KILLER BEE)が総合格闘技に専念するため、12月の全日本選手権を欠場する。31日、マネジメント事務所が発表した。来春の北京五輪予選につながる同選手権を逃したため、山本の五輪代表入りは絶望的となった。
山本は1月の全日本選手権男子フリースタイル60キロ級でアマチュア復帰したが、準々決勝で敗れて右ひじ脱臼の大けがを負った。6月の全日本選抜選手権も欠場した。
事務所によると、山本は今後レスリングの社会人大会などに出場する意向を持っている。
参照元:スポーツ報知
安藤は今月6日の日米対抗で古傷の右肩を負傷した。痛みが取れない状態が続くため、日本で治療に専念した方がいいと判断。モロゾフ・コーチは米国から渡仏し、パリ郊外のリンクで合宿する計画を立てていたが、回避を決めた。帰国後は名古屋市内の病院で治療を受ける予定だ。
昨年末の全日本選手権で痛めた右肩は軟骨が損傷しており、完治することはない。患部の負担を減らすため肩の筋力を鍛えたが、ジャンプを思い切って跳べない障害が残る。アメリカではコンビネーションスピンで最高レベル4を出しており、ジャンプの調子が戻れば優勝できる高得点は間違いない。NHK杯までに回復できるか、ミキティが正念場を迎える。
参照元:スポーツ報知
亀田3兄弟の三男、和毅(ともき、16)が、29日(日本時間30日)にメキシコ市で練習を再開したことが30日、分かった。8月から参戦中のアマチュア最高峰リーグ戦「ゴールデン・グローブ」の第6戦(11月3日、バンタム級=54キロ以下)出場のため。日本プロボクシング界で活動できない父・史郎氏(42)はアマ選手の和毅の指導に専念する見通しだが、帯同は控えた模様だ。
3兄弟でいち早く再始動したのは“亀田家の最終兵器”の和毅だった。慕ってやまない父と兄2人の不祥事も、末っ子には何の責任もない。現地時間28日に到着し、早速翌日から市内のジムで開始。一家の名誉回復のためにも「優勝以外にあり得へんわ」と闘志を燃やしているという。
これまでにも単身でメキシコ入りしているが、トレーナーでもある父・史郎氏が遅れて合流してセコンドを務めていた。日本ボクシングコミッション(JBC)、東日本ボクシング協会の管轄外であるアマ大会のため、プロの現場を離れた史郎氏が指導することに全く問題はないが、事件から間もないこともあり、今回のメキシコ入りは自粛する見通しだ。11月3日にアレナ・コリセオで行われる第6戦は、当地で通っているパンチョ・ロサレスジムのトレーナーが史郎氏に代わってセコンドに付くことになる。
16歳以下で競われる今大会で、和毅は無効試合(9月8日)1つをはさみ、9月29日の第5戦まで4連勝。12月の決勝で優勝して、亀田一家復興ののろしを上げる。
参照元:スポーツ報知
秋場所後の角界は時津風部屋の力士死亡問題で揺れ、入門希望者への影響が懸念されたが、史上初めて受検者ゼロだった名古屋場所の再現は免れた。九州場所の出羽海担当部長(元関脇鷲羽山)は「入門を後ずさりした人とは、縁がなかったと言うしかない。夢を持って入ってくる若者は貴重な人材です」と喜んだ。
木瀬部屋から受検する熊本県出身の緒方政和(22)は日体大出身で、3年生だった2年前に、全国学生選手権で3位に食い込んだ実績を持つ。
参照元:スポーツ報知
フィギュアスケートの日本の男女14選手が2チームに分かれ、エキシビションで争う「ジャパン・スーパーチャンレンジ」を来年1月11日に名古屋市のガイシプラザで行うと大会主催者が31日、発表した。
女子は安藤美姫(トヨタ自動車)浅田真央(中京大中京高)、男子は高橋大輔(関大)らが出場予定。12月の全日本選手権の成績を参考に、男女混合2チームを編成し、対抗戦を行う。観客の一部もどちらのチームが会場を盛り上げたか審査する。
エキシビション後のアイスショーには、トリノ五輪金メダルの荒川静香さんらが出演する。
参照元:スポーツ報知
前日に先週大会が行われていたタイから帰国。時差ぼけもなく、体調面では問題ない。しかし、「ドライバー以外は調子がいいので、スコアメークには頭を使わないといけない」とドライバーに不安が残る様子。原因は切り返しやトップが浅く入るなど「理想から離れてしまった」スイングの微妙な狂いだ。
父・優さんも「今回のスランプは予想外の長さ。本人が自信を取り戻すことが大切」と期待する。藍も「今週は自己中(心)になって来季に向けて、フィーリング、タイミングを見つけられるように大切にプレーしたい」と、約8か月ぶりの日本で、復調へのきっかけをつかみたい。
◆「ポチ」欲しい 藍が出演する三菱電機のエアコン「霧ケ峰ムーブアイ」の新CMが11月1日から全国で放映される。藍は共演した生後60日の子犬を「ポチ」と命名。「かわいい! この子を連れて帰ります」と言うほど気に入ったという。CMでは帰宅後の様子を実況中継風のアナウンスで解説していく。愛犬と戯れる、ゴルフクラブを磨く、スイングをするの3パターンのプライベートシーンが登場する。
参照元:スポーツ報知
大毅は、練習再開前に反則問題で、再度、記者会見を行う予定。
大毅らを処分した日本ボクシングコミッションは選手管理の観点から、自宅兼練習場ではなく、協栄ジムでの練習を要求していた。今後は父の史郎氏ではなく、協栄ジムのトレーナーの指導を受けることになる。
参照元:スポーツ報知
◆東京六大学野球最終週最終日 慶大0―7早大(30日・神宮) 早大が1勝1敗で迎えた運命の大一番を7―0で制し、3季連続40度目の優勝を果たした。早大先発のスーパールーキー・斎藤佑樹(1年)が初完封、15三振を奪う好投を見せ、春に続いて2季連続の優勝投手となった。
早大は1回、3連投となった慶大先発のエース左腕・加藤幹典(4年)の立ち上がりを攻め、打者9人の猛攻で4点を先制。2回にも2点を追加すると、5回には小島宏が右翼ポール際へソロ本塁打を放ち突き放した。
斎藤は秋季リーグは4勝2敗、防御率0・78で最多勝と防御率1位の2冠に輝き、1年生投手では史上初めて2季連続のベストナインにも選出された。
秋季リーグ戦は全日程を終了し、早大の田中幸外野手が打率3割9分3厘、18打点、3本塁打で戦後12人目の3冠王に輝いた。
参照元:スポーツ報知
◆ワールドシリーズ(7回戦制=4戦先勝)第4戦 ロッキーズ3―4レッドソックス(28日・デンバー) Rソックスの岡島秀樹投手(31)が昨年の日本シリーズ優勝に続き、世界制覇の一員となった。第4戦に登板し2ラン本塁打を浴びたが、第2戦の好投でシリーズの流れをたぐり寄せるなど活躍。公式戦から通算74試合登板した点も球団首脳から絶賛され、「陰のMVP」といえる1年だった。
シャンパンファイトに沸く歓喜の輪から、岡島はすぐに離れた。世界一の勲章を手に入れても、はしゃげない。誰もいないロッカーの奥で、静かに自分とだけ向き合っていた。今季、最後に投げた1球が、喜びに浸っていいはずの左腕の心の邪魔になった。
3点リードの8回からマウンドを託された。1死から左前打を許して迎えた5番・アトキンスに、カウント1―3から投げたチェンジアップが、落ちなかった。打球は左翼フェンスを越えた。2試合連続被弾となる2ラン。次の瞬間、フランコーナ監督に肩を叩かれ、4月2日のデビュー戦で初球を本塁打されて始まった岡島の07年が、終わった。
「悔しいです」唇をかんだ。抑えのパペルボンが1点リードを守りきり、世界制覇の勝利をチームが手にしたことが、救いだった。「本当に疲れていたけど、気持ちで抑えようとしてました。チーム一丸となって戦った結果が出て、よかったです」声を振り絞った。
チームメートのほとんどが、家族を帯同させていた今遠征。「最高の瞬間を見せてあげたい」気持ちとは裏腹に、あえて岡島は、家族をボストンに置いてきた。「大事な戦いだから、1人で集中することが必要」勝利への並大抵ではない責任感からの、決断だった。
ファーレル投手コーチは言った。「今日この瞬間をわれわれが味わえるのも、オカジマが、先発から抑えにつなぐ大事な懸け橋の役目を、今日までやってきてくれたから」
ルーキーながらシーズン66試合、ポストシーズン8試合と共にチーム最多登板を果たした。このシリーズでも第2戦の6回1死一、二塁の大ピンチから登板し、見事にしのいで4連勝への流れを作るなど、キーになるゲームで好投。投手コーチは最大級の賛辞をおしまなかった。
「勝っても勝っても試合がある、本当に厳しい、長い1年」を満身創痍(そうい)で戦い抜いた。「スタッフやファンの人たちに感謝したい」岡島は、世界一の中継ぎ投手になった。
◆運命の日「10・28」日本一胴上げ投手&由佳夫人と出会う 岡島にとって世界一を達成した「10月28日」は忘れられない日だ。7年前の2000年、最初で最後の「ON決戦」に沸いた巨人・ダイエーの日本シリーズ。巨人が6年ぶりの日本一を達成したシリーズ第6戦は東京ドームで10月28日に行われ、6点リードの9回、岡島が最後のマウンドに立った。3者連続三振で締めて、栄えある胴上げ投手となった。
さらに試合後、運命の出会いがあった。当時、ニュース番組でキャスターを務めていた由佳夫人が初めて岡島投手を取材。それをきっかけに親密交際が始まり、後に結婚。この日で思い出がまた一つ増えたことになる。
参照元:スポーツ報知
◆ワールドシリーズ(7回戦制=4戦先勝)第4戦 ロッキーズ3―4レッドソックス(28日・デンバー) レッドソックスがワールドシリーズ第4戦、ロッキーズを4―3で振り切って4連勝し、3年ぶり7度目の世界一に輝いた。メジャー移籍1年目の松坂大輔投手(27)は第3戦で日本人初となる同シリーズで勝利投手になるなどチームに貢献。昨年のWBC日本代表に続き、2年連続して“世界制覇”。2005年、井口の所属したWソックス、06年は田口のカージナルスに続いて、3年連続して日本人選手所属球団がメジャー30球団の頂点に立った。
スミスのバットが空を切った瞬間、猛ダッシュでベンチを飛び出した。パペルボンを中心とする輪の中に飛び込むと、松坂は何度も何度も跳びはねて顔をくしゃくしゃにした。2004年以来となる4連勝での世界一。背番号18は、1年目で頂点を極めた喜びをはじけさせた。
「大変なことも多かったが、最高の形で終わることができてよかった。負けそうで負けない、本当に強いチーム。こんなチームにいられて幸せです」4度目のシャンパンファイトの最中には、チャンピオントロフィーを手にした。「重いな…」とつぶやき、成し遂げたことの大きさを実感した。
最後まで、強さを感じさせる勝ち方だった。初回、エルズバリーの二塁打とオーティズの右前安打でわずか5球で先制。先発レスターは6回途中まで無失点と試合をつくった。終盤にも効果的に加点。最後は守護神が締めくくって逃げ切った。王手を掛けられたリーグ優勝決定シリーズ第5戦から7連勝と、勢いをつけてゴールテープを切った。
松坂にとっては、WBC以来となる世界一の栄冠だ。しかし、やはり短期決戦とは感慨が異なる。「道のりの長さが違いますから。もちろん、WBCの優勝が軽かったわけではないが、時間がかかった分だけ達成感は強い」1年間、故障せずにローテーションを守った自負もあるだけに、喜びの種類も違った。
怪物のルーキーイヤーは決して平坦(たん)な道のりではなかった。メジャー特有の習慣や言葉の壁に加え、滑るボールの影響もあって理想的な投球ができない時期もあった。しかし、日本流に走り込みの量を増やしたり、登板間のブルペンに入る日を変えたりと、試行錯誤を繰り返した。
1試合110球程度に球数が制限されるため、エンジンがかかってきたところで降板を指示されることもしばしばあった。もともと、試合終盤になるほど力を発揮するタイプ。不完全燃焼でマウンドを降りることもあったが、決して不満を漏らすことはなかった。
プレーオフに入って最初の2試合は期待に背く内容だった。しかし、リーグ優勝決定シリーズ第7戦、ワールドシリーズ第3戦の勝利で名誉ばん回。その活躍が認められ、日本人初先発初勝利を挙げた第3戦で履いたスパイクが殿堂入りすることも決まった。
試合後、松坂は「来年、2人目(の子供)が生まれます」と明かした。予定日は3月22日。偶然にも来季、東京ドームでアスレチックスとの開幕戦が行われるとされる日でもある。“凱旋先発”も予想され、自ら第2子誕生を祝うチャンスも訪れそうだ。
「1年間、最後まで野球をやりたいと思うし、それで最後勝者になれれば言うことはない。1回だけが目標じゃない。何回でもチャンピオンになりたい」怪物の2年目のシーズンは「連覇」が最大のテーマとなる。
◆ボストン・レッドソックス ア・リーグ創設の1901年に誕生。本拠地フェンウェイ・パークは大リーグ最古の1912年に完成。左翼が94.5メートルと狭く、高さ11.3メートルの通称「グリーンモンスター」がそびえる。1903年に行われた第1回ワールドシリーズで優勝するなど、18年までに5度、世界一に輝いたが、20年にベーブ・ルースをヤンキースへ放出して以降、頂点から遠ざかり、2004年に6度目の世界一になるまで86年もかかった。日本人選手では野茂英雄が01年、大家友和が99年から01年まで在籍していた。
参照元:スポーツ報知
転んでも、ただでは終わらない。前日、SPのステップで転倒した安藤は、フリーでは最高得点をマーク。マイズナーとは合計でわずか1・34点差で連覇を逃したが、「不安もあったけど、落ち着いて演技できた。ここまで評価されてうれしい」と“ミキティ・スマイル”がはじけた。
今季の新フリーはオペラの「カルメン」。男を翻弄(ほんろう)する情熱的なヒロインになりきり、赤と黒を基調にした衣装でリンクへ上がると冒頭で投げキス。3―3回転ジャンプの後半部分が2回転になり、タイミングが合わずに3回転フリップが1回転になったが、スパイラル、スピンで最高のレベル4を2つもらった。1・1倍のボーナスがもらえる演技後半の3―2―2回転ジャンプも成功。開幕を優勝で飾れなかったが、総合力の高さを改めて示した。
今月6日の日米対抗で痛めた古傷の右肩に不安があり、実はSP前夜は極度の緊張で左まぶたが上がらなくなるアクシデントに見舞われていた。「精神的なものと言われた。ちょっと落ち着かなきゃと思いました」SP後は緊張を脱し、フリーでは「落ち着きすぎて抑えてしまった」というまで回復。トリノ五輪15位の惨敗から世界女王まで上り詰めた強じんな精神力を発揮した。
まずは痛めている右肩を治療し、NHK杯(11月29日~12月2日・仙台)を目指す。思い出の地・トリノで行われるGPファイナル(12月14、15日)進出をかけて、次戦は簡単に負けるわけにはいかない。「あとは気持ち。自分を見せる、表現するという気持ち。トレーニングを一からやり直して次の試合に臨みたい」女王の戦いは始まったばかりだ。
参照元:スポーツ報知
15日にJBCから下された処分で、金平会長は「亀田家」の監督責任を問われて3か月間のクラブ・オーナーライセンス停止を受けた。一方でプロモーターライセンス停止となる可能性もあったため、金平会長は「こっちの方でライセンスを停止されていたら、坂田の世界戦は流れていた」と明かした。
協栄ジムをめぐっては1982年、世界戦で対戦相手の選手の食べ物に毒物を入れる薬物投与事件が発覚。先代・金平正紀会長は永久追放(89年解除)となり、この間、協栄ジムは興行の開催資格がある代理人を立てて世界戦を行ってきた。坂田の世界戦がピンチになった場合、同様の手段で切り抜ける方法もあったが、肝心の代理人が見つからなかったという。
結果は謹慎相当の会長職の資格停止処分。11月4日の坂田のV2防衛戦への直接的な影響はなかったが金平会長は「それでも不安はぬぐえない」という。坂田が世界奪取に成功した3月の世界戦では、王者ロレンソ・パーラ(ベネズエラ)が体重超過で王座をはく奪される不祥事を起こし、この際、金平会長がパーラの勝ち逃げ阻止のため猛抗議、試合当日まで減量を徹底させた経緯がある。
11日の内藤大助―亀田大毅のWBCフライ級戦に続く、世界戦での連続不祥事は絶対に許されない。会長権限を失った状態の今回、ルールミーティング、調印式、会見にも出席資格がない。坂田の相手・デンカオセーン(タイ)は悪質な体重超過の前科はないが「万が一の事態になったらプロモーター権限として出る」と金平会長。ジムの存続をかけた坂田戦に向け、協栄ジムはスクランブル態勢に突入した。
参照元:スポーツ報知
日本相撲協会は29日、九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)の番付を発表した。解雇された元時津風親方の名前が番付から除外され、引退して部屋を継承した時津海(33)が時津風親方として載ったため、9月26日の番付編成会議で決まっていた時津海の西前頭11枚目は、幕内では1873年以来134年ぶりに空白となる異常事態になった。新入幕はロシア人で19歳3か月の若ノ鵬(間垣)と若麒麟(24)=尾車=。横綱・白鵬(22)=宮城野=は昇進3場所目で初めて東正位に座った。
すき間なく整然と相撲字が書き連ねてある番付に穴が開いた。時津海の名前があるはずだった西前頭11枚目は真っ白。1873年(明治6年)以来となる幕内の番付にできた空白に、当の時津風親方は「変ですけど何か寂しさがありますね」と複雑な表情を浮かべた。
134年ぶりに発生した珍事は、すべて前時津風親方が力士死亡問題で解雇されたせいだ。九州場所の番付編成会議が開かれた9月26日に時津海は西前頭11枚目へ位置された。ところが今月5日に前親方が解雇。時津海は9日に現役を引退、年寄「時津風」を襲名し部屋を継承した。通常なら番付編成会議後に引退しても力士の名はそのまま残る。しかし、解雇した前親方の名を番付に載せるのではけじめもつかず、そのために新親方と時津海と、同一人物が重複するのは協会が原則的に禁じている。そこで幕内から「時津海」を削り、年寄に「時津海改時津風正博」と書かれた。134年前は協会に反旗を翻し追放された東前頭筆頭・高砂の名前が墨で黒く塗りつぶされた。
新親方はこの日午前中からスーツ姿であいさつ回りと精力的に動き、励ましの声を受けて「ありがたいことです」と話した。30日からけいこを再開するが「自分もまわしを付けて気合を入れてやります」。継承のあいさつなどで自身の断髪式は来年の秋場所後になるが「みんながいい成績を残し新しい関取を育てたい」としっかり師匠としての自覚を示していた。
参照元:スポーツ報知
丸山は緊張感を漂わせて残りの2ホールに臨んだ。深呼吸してから放った225ヤードの17番パー3の第1打はラフへ。2メートルのピンチを沈めてパーでしのぐと、最終18番にすべてをかけた。その時点で1組後の最終組のチョプラが、16番のバーディーで頭一つ抜け出していた。だが、バーディーパットは外れ、4年ぶりの勝利には届かなかった。
前日の日没中断が響いた。第3Rの15番からプレーを再開し、68で4位につけて最終Rに突入。3連続バーディーの後に2つボギーをたたいたが、15番でバーディー。そして16番でバンカーショットを放り込むスーパーイーグル。一時は4打差をつけられた首位に一気に追いついた。しかし、そこで中断。文字通り、水を差された。
それでも、ラウンド後は笑みを見せた。「今年は本当に厳しかった。(米での)8年間で一番厳しかったよ」。大会前までの賞金ランクは137位。7年守ったシード権を手放すピンチだった。昨年の右肩に続いて今年は左ひざを激痛が襲い、かがむことさえ満足にできなかった。
しかし必死に上を向いた。8月下旬、痛みの原因だった良性腫瘍(しゅよう)内の液体除去手術に踏み切った。完治の保証はなかったが、“職場”を守るため、そして再び勝利の2文字を手に入れるため賭けに出た。
2003年のクライスラークラシックオブグリーンズボロ以来となる4勝目はならなかったが、“最低目標”のシードはゲット。「本当にうれしいよ」と最高の笑顔が輝いた。次週の米ツアー最終戦は欠場し、日本ツアー(大会未定)参戦へ向け翼を休める。復活の手応えをつかみ、日本でもその実力を見せつける。
参照元:スポーツ報知
大山志保が17位。国内ツアーの賞金女王争いをする横峯さくらと上田桃子は19位と21位。不動裕理が22位につけた。
1―3位はロレーナ・オチョア(メキシコ)カリー・ウェブ(オーストラリア)アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)で変動がなかった。(共同)
参照元:スポーツ報知
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