点滅の虎 またマジック消した！打線もつながらず…阪神

◆阪神１―３広島（１４日、甲子園）　会見場までたどり着いたが、語るべき言葉は持ち合わせていなかった。「毎日…。もう、ええやろ。聞かんでも」と、岡田監督が首を振り振り、吐き捨てるようにして言った。観客席からは遠く隔絶された一室。決して聞こえるはずのない虎党の悲鳴、ため息が、指揮官の耳には届いていたかも知れなかった。

　キセル乗車ならぬ「キセル打線」だ。１回、赤星の二塁内野安打を足掛かりに金本の犠飛で簡単に１点を先取したが、後が続かない。２、３回といずれも先頭打者が出たが後続が凡退。６回に訪れた無死満塁のチャンスも矢野が空振り三振、代打・桧山が投ゴロ、葛城が左飛と、ただの１点さえも奪えなかった。

　ここ６試合、得点を奪ったイニングは１回と９回以降だけ。中間のイニングは見事なまでに「０」を並べている。「キセル乗車」とは喫煙具に由来する“中抜け”行為を示す言葉だが、点取りゲームでこれをやっては勝てるはずもない。「誰かが決めないと？　そうや。早く打開しないと？　毎日、とにかく早くと言うてるやんかっ」と、背番号８０のいらだちもピークだ。

　打撃部門を統括する広沢打撃コーチは「打てなかった。それだけ」と口をつぐんだ。１２日のカード初戦で完封負けを食らった際、同コーチは「あと最低、１０試合は負けるよ」とコメント。不用意な発言では、とチーム内部で波紋が広がった。

　この日は主砲の金本が「今までようやった（頑張った）んやから。このチームはこんなもんや」と自嘲（じちょう）も込めつぶやいた。打線全体を覆う空気が、ひたすら重い。優勝マジックは６度目の消滅となり、巨人には４差まで迫られた。動揺を隠せない虎に、この危機は越えられるか。

参照元：スポーツ報知

イチロー１安打…２００本安打あと「５」

◆エンゼルス４ｘ―３マリナーズ（１４日・アナハイム）　マリナーズのイチロー外野手は「１番・右翼」で出場し、５打数１安打だった。打率は３割１分１厘。城島健司捕手は「８番・捕手」で出場、４打数１安打。打率は２割１分１厘。

　イチロー外野手「（４打席目、外寄り低めのボール気味を右前打）真ん中ではないけど、僕にとってはボールではない。別に厳しい球という感じではない」

城島健司捕手「（同点の９回１死でＳ・ロドリゲスに右翼フェンス直撃の三塁打を打たれ）シンカーがちょっと内に来てしまった。右打者に右を越されたので失投かもしれないが、失投のないピッチャーはいない」

参照元：スポーツ報知

小野、後半途中出場…ボーフム今季初勝利

◆ドイツ　ブンデスリーガ第４節　ボーフム２―０ビーレフェルト（１４日）　ＭＦ小野伸二が所属するボーフムはホームでビーレフェルトに２―０で勝ち、開幕４試合目で今季初勝利（１勝１分け２敗）を挙げた。小野は後半３１分から途中出場、トップ下の位置でプレーしたが、得点には絡まなかった。

参照元：スポーツ報知

美姫ワルツでノーミス演技…ＳＰ一部お披露目

２０１０年バンクーバー五輪で表彰台を狙うフィギュアスケートの０７年世界女王、安藤美姫（２０）＝トヨタ自動車＝が１４日、アイスショーの「チャンピオンズ・オン・アイス」（新横浜スケートセンター）で、今季国内で初めてショートプログラムの一部を披露した。

　使用曲は少女が人気芸者に成長する映画「ＳＡＹＵＲＩ」の「ザ・チェアマンズ・ワルツ」。これまでのオペラ「サムソンとデリラ」など抑揚感のあるものから力量が求められる単調な曲となったが、２度の３回転、２回転半のジャンプをミスなく跳んだ。「テーマは芸者ではなく、柔らかさの中にも強さのある一輪の花」とコメント。今月末に練習拠点の米ニュージャージーに渡り、１０月下旬のＧＰシリーズ初戦、スケートアメリカに備える。

参照元：スポーツ報知
 

浅尾雄叫びスパイクで４強！…ビーチバレー

◆ビーチバレー　ＪＶＢグランドスラム大会第２日（１４日・福井県美浜町水晶浜）　アイドルペアの浅尾美和（２２）、西堀健実（２７）＝ともにエスワン＝組は、決勝トーナメント１回戦、準々決勝でともにストレート勝ちし、４強入り。浅尾はスパイクのたびに雄たけびのようなかけ声を上げる力強い新プレースタイルを披露した。１５日の準決勝で、北京五輪代表の佐伯美香（３６）＝ダイキ＝、楠原千秋（３２）＝湘南ベルマーレ＝組に挑む。

　「ウッ！」「ウゥッ！」。砂のコートに、浅尾は大きな声を響かせた。腹から絞り出したアイドルらしからぬ？雄たけびは、強打の前に何度も飛び出した。

　“かけ声スパイク”の理由を「いい意味で力が抜ける」と説明した。渡辺聡コーチによると「力まずに息を吐いて打ってもらいたい」と５月ごろから徐々に取り入れ、「最初は意識していたが、最近、自然に出るようになった」そうだ。「強打と見せかけ、いろいろなショットを打つ」（浅尾）という策略もある。

　５日に妹・美紀さん（享年１７歳）を交通事故で亡くし、この日も形見のネックレスと喪章を着けプレーした。悲しみは癒えないが、試合に出る以上、勝つのが最大のテーマ。かけ声連発もそのための努力のひとつだ。「（妹は）守ってくれてると思います」試合後は、けなげにＶサインと笑顔を作っていた。

参照元：スポーツ報知

新井田ら６選手パス…トリプル世界戦

プロボクシングのトリプル世界戦（１５日・パシフィコ横浜）の前日計量が１４日、東京都内のホテルで行われ、８度目の防衛を狙うＷＢＡ世界ミニマム級チャンピオンの新井田豊（横浜光）がリミットより０・４キロ軽い４７・２キロ、挑戦者のローマン・ゴンサレス（ニカラグア）は４７・３キロでパスした。

　ＷＢＣ世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦に臨む西岡利晃（帝拳）が５５・２キロ、ナパーポン・ギャットティサックチョークチャイ（タイ）はリミットの５５・３キロ。ＷＢＡ世界スーパーフライ級王座決定戦の名城信男（六島）と河野公平（ワタナベ）はともにリミットの５２・１キロだった。

参照元：スポーツ報知

いきなり６番「待った」…大相撲秋場所初日

◆大相撲秋場所初日（１４日・両国国技館）　初日前日の１３日に武蔵川理事長が緊急発令した立ち合いの取り締まりは、各力士に大きな影響を及ぼした。初日の幕内取組では、前半戦で木村山―玉鷲からの４番連続を含む６番で、行司が手付き不十分として待ったをかけた。放駒審判部長（元大関・魁傑）は「見てて微妙で止めるべきものもあった。今後は厳しく言う」と２日目以降は、さらに粛正する考えを明かした。

　一方、力士は戸惑いを隠せない。ある関取は「きのう言われてすぐだから、慣れるのに時間がかかる。意識するよ」とぼやく。別の関取も「手を付くのはわかるけど、押し相撲に不利になる」と不公平感を訴えた。さらに、序ノ口から待ったが激増し、十両土俵入りが通常より３０分近く遅れるなど、進行にも影響が出た。

　力士のブーイングは協会のミスも原因だ。理事長は東西の支度部屋に通達の張り紙を出すことを明言していたが、担当者が忘れていたために、ほとんどの力士が理事長の通達を新聞報道で知ったという。理事長も張り紙がなかった事実を打ち出し後に知らされ、担当の親方に「すぐに明日から出してくれ」と命じた。ドタバタぶりが、２日目以降のハプニングも予感させていた。

参照元：スポーツ報知

朝青もやればできる 立ち会いで両手ついた…大相撲秋場所初日

◆大相撲秋場所初日　○朝青龍（引き落とし）把瑠都●（１４日・両国国技館）　大麻問題で揺れるなか迎えた初日で、休場明けの横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝が、新小結の把瑠都（２３）＝尾上＝を引き落として３場所ぶりに白星スタートを切った。前日、武蔵川理事長（元横綱・三重ノ海）が立ち合いの手付きを徹底させる考えを明かしたが、その影響か、いつもは手付き不十分の横綱がしっかりと両手を付いて立った。新理事長就任の効果で身も心も引き締めて、３場所ぶりの優勝を目指す。

　朝青龍が、しっかりと両手を付いた。注目の把瑠都戦。先に右手を付いて、相手に鋭い視線を送る。把瑠都が両手を下ろすと同時に、抜群のタイミングで左手を付いて立った。低く潜り込み、左前まわしをがっちり。右の内無双で１９８センチ、１７７キロの巨漢のバランスを崩し、引き落とした。

　“鬼”の一声が、暴れん坊横綱を変えた。武蔵川理事長が１３日、立ち合いの手付き不十分の力士を取り締まる通達を出した。毎場所のように手をつかず“フライング”の朝青龍が標的となっているのは明らか。「あんまり気にしてない。土俵に上がればそんなこと考えているヒマはないの。分かった？」少しキレ気味に無関心を装ったが、付け人から新聞報道の内容を聞くなど、理事長の言動をチェック。正面審判長の貴乃花審判部副部長（元横綱）からは「問題ありません」と“合格点”を与えられた。

　さらに理事長は就任時、マナーの悪い力士を厳しく指導することも宣言。北の湖政権時代の好き勝手が許されなくなり“優等生”にならざるをえなくなった。番付発表翌日の２日から１３日まででけいこを休んだのは、わずか３日。０３年春場所の横綱昇進後には２勤１休ペースが多かっただけに、近年では異例のけいこ量だ。

　夏場所千秋楽でライバル・白鵬とにらみ合いをするなど、品格に問題のあった男の突然の変身。新理事長の誕生は、それだけ大きな衝撃だった。「今日の取組はうまさが出たね」“武蔵川効果”で生まれ変わった姿に、テレビ観戦を終えた理事長の表情も緩んだ。

　場所前にロシア出身の３力士が解雇された大麻問題に心を痛めたが「前向きな気持ちで頑張りたい」とファンの信頼回復に努めることを誓っている。「いい初日だったね」左ひじ痛からの復活を目指し、今は“いい子”だが、いつ爆発するか分からないのが朝青龍。理事長の重圧にいつまで耐えることができるかが、３場所ぶりの賜杯へ、大きな分かれ道となる。

参照元：スポーツ報知

さくら猛チャージも２位、プレーオフまであと１０センチ……日本女子プロ選手権最終日

◆女子プロゴルフツアー　日本女子プロ選手権　コニカミノルタ杯最終日（１４日、石川・片山津ＧＣ白山Ｃ、パー７２）　横峯さくら（２２）＝エプソン＝は今季４度目の２位に終わった。５打差３位から今季初優勝を狙い、一時の６打差から１打差まで迫ったが、７３で申智愛（韓国）と並ぶ通算４アンダーどまり。今季初優勝はまたもお預けとなった。韓国の辛ヒョン周（２８）＝フリー＝が７７と崩れながらも５アンダーで逃げ切り、メジャー初優勝で今季２勝目。上田桃子（２２）＝ソニー＝は１オーバー４位、宮里藍（２３）＝サントリー＝は３オーバー７位。

　今季最多となる１万５４５８人の大ギャラリーを、さくらは最後まで魅了した。首位の辛、申に１打ビハインドで迎えた１８番。１３メートルのバーディートライは、あと１０センチカップに届かなかった。「オーバーするつもりで打ったけど…」ラインには乗っていたが、手にしたのは昨年大会に続く２位という結果だった。

　９番で第２打が松の枝に乗り、アンプレアブルでダブルボギー。首位の辛と６打差に開いたが、キャディーのジョン・ベネットさんと「後半は２アンダーを目指そう」と気持ちを切り替えた。１４、１５番でバーディーを奪い、１８番の第２打は深さ１５センチのラフから９ウッドでピン右奥につけた。ベネットさんが「２０回打って１回しかグリーンに乗らない」と絶賛したスーパーショットだった。

　月曜日から１８ホールの練習ラウンドをこなすなど、今までにないどん欲な姿勢で、０６年ＬＰＧＡツアー選手権に続く２度目のメジャー制覇に挑んだ。「めちゃくちゃ難しい」という月曜の感想が、１４ホールを回った火曜には「難しい」に変わり、水曜のプロアマ戦で「攻略法が分かった」と手応えを得た。

　２位は今季４度目。出場１８試合中１４試合でトップ１０に入る安定感で、未勝利ながら賞金ランクは５位につけている。平均ストロークも７０・８２７６で首位をキープ。「後半戦は頑張れそうです」今季初勝利さえ手にすれば、一気に勝ちまくる可能性はある。

◆辛、完全Ｖ「嬉しい」　○…４日間で初のオーバーパーとなったが、完全Ｖで今季２勝目。１８番でグリーン右手前のラフからの第３打を２０センチに寄せ、勝負を決めた。「本当に大変だった。優勝は私ではないと思った」右ひざに痛みを抱えながら、一昨年２位、昨年は３位だった大会で頂点。「本当にうれしい」と笑顔。

　◆辛　ヒョン周（シン・ヒョンジュ）１９８０年７月１３日、韓国・ソウル市生まれ。２８歳。１３歳でゴルフを始める。２００５年から日本ツアー参戦。今季は４月のスタジオアリス女子オープンで優勝。通算４勝。１６０センチ、５６キロ。血液型ＡＢ。

参照元：スポーツ報知

伊達、ストレート負け 本戦出場ならず…東レＰＰＯ予選

女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープンのシングルス予選最終日は１５日、東京の有明テニスの森公園で本戦出場を懸けた３回戦が行われ、世界ランキング２５１位の３７歳、クルム伊達公子（エステティックＴＢＣ）は同４１位のアレクサンドラ・ウォズニアク（カナダ）に１―６、１―６で完敗した。

参照元：スポーツ報知

サヨナラの虎 また！また！また！最近５戦中４度！…阪神

◆阪神１ｘ―０広島（１３日・甲子園）　勝利を確信しベンチに戻ろうとした矢野は、Ｕターンして逃げた。「条件反射かな。『シモ、来た～』って。ラガー（下柳の愛犬）の気持ちが分かった」先頭でベンチを飛び出したのは下柳。笑顔で追る同級生に三塁ファウルゾーンでつかまった。今季１１度目のサヨナラ勝ち。歓喜の中で喜びを分かち合った。

　１０回１死一塁、梅津から左翼フェンス直撃のサヨナラ適時二塁打を放った。「抜けてくれと思いながら走った」自身１１本目、阪神移籍後１０本目のサヨナラ安打は、田淵幸一に並ぶ球団トップタイ。９日のヤクルト戦（甲子園）でのサヨナラアーチに続いての一打で、息詰まる試合に終止符を打った。

　「まずシモが粘ってくれたし、アッチ（ソン）、球児も０でいってくれた。カネの９回の守備もナイスプレー。ああいうのがあって勝てるのと勝てないのとでは大きな違い」先発・下柳が７回を無失点。さらに９回無死一塁のピンチで、嶋の左中間への飛球に金本が飛びつき、１回転しながら捕球した。このプレーが矢野の一打を呼んだ。

　岡田監督もどうしても勝ちたかった。前日（１２日）に甲子園に観戦に訪れ、観戦５連敗となった息子・陽集さんに、この日は“観戦禁止令”まで出した。デーゲームで巨人の勝利は知っていただけに、負けられなかった。１１日にはサヨナラ押し出しを呼ぶ同点打を放っている矢野は、「楽に優勝はさせてもらえない。ただ、自分たちの戦いができれば優勝できる位置にいる」と力強く語った。最近の４勝はすべてサヨナラ。優勝マジックは１６に減った。結束力でもぎ取った１勝は、チームを勢いに乗せるはずだ。

参照元：スポーツ報知

イチロー内野安打で２００安打へあと８

◆エンゼルス５ｘ―３マリナーズ（１２日・アナハイム）　マリナーズのイチロー外野手は「１番・右翼」で先発出場し、５打数１安打で８年連続２００安打へ残り１６試合であと８本とした。内容は二塁内野安打、二ゴロ、空振り三振、一直、三ゴロ。打率は３割１分１厘。城島健司捕手は「８番」で出場し、２打数無安打だった。内容は三ゴロ、四球、死球、三ゴロで打率は２割１分１厘。

　イチローは１打席目に二塁内野安打で今季通算１９２本目の安打を放ったが、１死後にイバネスの右フェンス直撃二塁打で先制ホームを狙って憤死。イチローは「普通にいくとアウトのタイミング。（三塁コーチが手を）回したのであれっと思った」と振り返った。

　イチロー「（１回、イバネスの右越え二塁打で一塁から本塁を狙うもアウト）普通にいくとアウトのタイミング。（三塁コーチが手を）回したので、あれっと思った。特別なことではない」

　城島健司「（９回２死でバティスタがナポリにサヨナラ２ランを浴びる）一番いい球でなおかつホームランのないところへ、と思ったがスライダーが中へ入ってしまった」

参照元：スポーツ報知

俊輔、疲労考慮され１０分間の出場

◆スコットランド・プレミアリーグ第５節　マザーウェル２―４セルティック（１３日・マザーウェル）　日本代表ＭＦ中村俊輔が所属するセルティックは、アウェーでマザーウェルに４―２で勝ち、今季３勝目を挙げた。

　中村は後半３５分から右ＭＦで途中出場したが、得点には絡めなかった。

　中村はＷ杯アジア最終予選の疲労を考えて後半３５分から約１０分間の出場だった。「きょうは休みといわれた。静かに終わればいいと思ってプレーした。前に行くよりパスを回した」と説明した。

　１７日には欧州チャンピオンズリーグの１次リーグ初戦でデンマークのオールボーと対戦する。「次はチャンピオンズリーグ。このままの流れでいきたい」と抱負を語った。

参照元：スポーツ報知

美姫まずまず、織田イマイチ

　フィギュアスケートのアイスショー「チャンピオンズ・オン・アイス」が１３日、新横浜スケートセンターで行われ、今季に巻き返しを期す安藤美姫（トヨタ自動車）はエキシビション用のプログラムを披露した。３月の世界選手権を左脚故障で途中棄権した安藤は、３回転ジャンプを跳び、１０月下旬のグランプリ（ＧＰ）シリーズ初戦、スケートアメリカへまずまずの調整ぶりをアピール。

　２季ぶりに国際舞台復帰の織田信成（関大）は今季のショートプログラム（ＳＰ）を演じた。ジャンプの精度を欠いたが、スピンやステップで観客を魅了した。

参照元：スポーツ報知

愛ちゃんの新ボスは村上氏…卓球女子代表新監督

日本卓球協会は１３日、都内理事会で２０１２年ロンドン五輪に向けた女子代表の新監督に、北京五輪でヘッドコーチを務めた村上恭和氏（５０）＝日本生命監督＝の昇格を決めた。中国遠征中で不在の新監督の公約として五輪直前の１２年７月までにチームの世界ランクを２位まで引き上げることを協会が発表。「世界選手権など代表選考では競争の原理を公正に実施する」などの方針も示された。

　この日、関東学生秋季リーグ戦で５戦全勝を飾った早大の福原愛（２年）は、新指揮官を「頑張った時や疲れた時に日本料理とか、おすしをごちそうしてくれるグルメな方。オンとオフの切り替え上手」と評した。村上ジャパンの初陣は来年４月の世界選手権（横浜）。０１年大阪以来の個人メダル獲得を目指す女子日本のグルメ監督の手腕に注目だ。

　男子は宮崎義仁監督（４９）が続投する。

参照元：スポーツ報知

元露鵬、元白露山代理人が質問状「３度目に陰性の日本人力士いる」

尿検査で大麻の陽性反応が出て、日本相撲協会を解雇されたロシア出身の元露鵬（２８）、元白露山（２６）の代理人を務める塩谷安男弁護士（５８）が１３日、協会へ尿検査の手続きなどについての質問状を送り、簡易検査で当初、陽性を示しながら最終的に陰性とされた日本人力士がいたことを指摘した。

　この日本人力士は、２日に行われた簡易検査で２度目まで陽性反応が出たが、３度目に陰性を示した。検査に立ち会った日本アンチドーピング機構の大西祥平専門委員は、３日の時点でこの日本人力士について「２度目まで陽性反応が出ましたが、３度目で陰性が出たので精密検査の必要性はない」と説明している。

　質問状では、日本人力士も同じように精密検査すべきと指摘。塩谷弁護士は回答期限を１８日としているが、再発防止検討委員会の友綱副委員長（元関脇・魁輝）は「専門的な質問があるので大西先生と相談する」と話した。

参照元：スポーツ報知

逆転のさくら３位浮上！優勝あきらめない…女子ゴルフ

◆女子プロゴルフツアー　日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第３日（１３日、石川・片山津ＧＣ白山Ｃ＝パー７２）　６位で出た横峯さくら（２２）＝エプソン＝が６バーディー、１ボギーでこの日ベストの６７をマーク。通算５アンダーとして首位へ５打差の３位に浮上した。６アンダーで出た韓国の辛ヒョン周（２８）＝フリー＝が６バーディー、２ボギーの６８で通算１０アンダーとして単独首位をキープ。４打差の２位で同じく韓国の申智愛（２０）＝ハイマート＝が追う。２オーバーで出た上田桃子（２２）＝ソニー＝が６９で回り、通算１アンダーの４位。

　ピンチの場面を、一瞬にしてチャンスに変えた。連続バーディーで発進も、３番でボギーをたたいて迎えた４番パー４。さくらのドライバーのティーショットは、右から中央までせり出した深いラフに飛び込んだ。残り１４０ヤードの第２打で、視界の左にはプレッシャーのかかる高い松の木。９Ｉで思い切り芝をさらい、ピンそば１メートルにつけるスーパーショットに、ギャラリーがわいた。

　パットも安定し、１４番までに６バーディー。上位陣に食らいついた。３メートルのパーパットを残した１５番ではキャディーがラインをフックと読んだが、さくらはスライスと判断。「じゃあ、真っすぐということで」という絶妙？なコンビネーションがナイスパーセーブを生んだ。

　今季から父・良郎氏（４８）が考案した、腰の背面と左手首をゴムでつないだ“飛ばし屋養成ギプス”によるトレーニングに取り組んでいる。今週からは腰と右足首を結んだ新バージョンも取り入れた。本人も「右にいかなくなったし、飛距離も伸びた」と効果を実感。１２日夜には父から電話で「試合期間中にも練習場で使ったほうがいい」との助言を受け、この日のラウンド後にも左手首にゴムをつけて打ち込んだ。

　首位へ５打差と厳しい状況だが、３日目終了時でアンダーパーはわずか４人、１ラウンドをボギーなしで終えた選手は一人もおらず「このコースは何があるか分からない」と意欲的。２位の申には、３月のＰＲＧＲレディスの１８番で５０センチのウイニングパットを外してプレーオフに突入し、敗れた借りもある。日本勢最後の砦（とりで）として最後まであきらめない。

参照元：スポーツ報知