高見盛、朝青龍から金星

大相撲の東前頭４枚目・高見盛（３１）＝東関＝が４日、０３年名古屋場所以来４年ぶりの横綱・朝青龍（２６）＝高砂＝撃破に小さな自信を見せた。

　愛知・稲沢市の東関部屋を朝青龍に“急襲”され「心の準備をしてなかったからビビったッス」と表情をこわばらせた。復活Ｖに燃える横綱に挑まれた申し合いを受けて立ち、最初の２番こそ土俵を割ったが、３番目はもろ差しから寄り切り。結局、残る５番もすべて敗れて通算１勝７敗だったとはいえ、手応え十分の“金星”を挙げた。

　実は、番付下位を低迷していたため、０４年夏場所を最後に対戦がない。名古屋場所（８日初日、愛知県体育館）では、約３年ぶりにファン待望の朝青龍戦が実現する。

　「横綱と当たるまでに自分が生き残れればいいですけど」マイナス思考は相変わらずだが、「もうやるっきゃない。少しは自信になったッス」と目を大きく見開いた。玉砕覚悟も、ファンの期待は裏切らない。「お客さんが喜んでもらいたい」“ロボコップ”が奇跡を起こす。

参照元：スポーツ報知