谷は地方が好き！横浜が好き！３球場で打率５割

　巨人・谷佳知外野手（３４）が３０日、横浜３連戦（３１日・長野、８月１～２日・横浜）での爆発を誓った。今季は対横浜戦の打率、地方球場（他球団本拠地を除く）での打率がともに５割以上。「２番」としてつなぐ野球をこなしながら、１番打者並みの出塁率（３割７分６厘）をキープするなど、マルチな才能を発揮している。「優勝争いをしているチームで自分の仕事をしたい」と首位固めに燃えた。

　一瞬だけ笑顔になった。長野行き新幹線を待つ東京駅のホーム。横浜戦、そして地方球場での成績を報道陣に聞かされると「相性がいいとか特に思わない。たまたま、と思うけど。結果が出ていることはいいことだけどね」特に意識はしていない。数字がいい理由も分からない。だが、打っている―残っている数字が真実を物語っている。

　谷は今季、横浜戦１４試合で５７打数３０安打、３本塁打、１０打点、打率５割２分６厘と打ちまくっている。２５日の同カード（東京ドーム）でも、今季初の４打数４安打とバットは好調だった。

　また、ここまで地方球場の試合でもバットは快音を響かせている。５月１７日の横浜戦（静岡・草薙）など３試合で１２打数６安打、打率５割だ。「１年に一度とか、楽しみに待っていてくれるファンの前だからね。やっぱり打ちたい」超満員になるスタンドのファンからの視線をエネルギーに変えているようだ。

　開幕からの９２試合すべてに先発出場し、１番であれ、２番であれ、打順にかかわらず黙々と仕事をしてきた。１２２安打は目下、リーグトップだ。「僕のする仕事は、まずは塁に出ること。ランナーがいれば進めること。ずっとやってきたし、これからも同じだよ」５人の４番経験者がいる重量打線でのつなぎ役、１点を争う厳しい戦いが続く後半戦では、その存在が一層、重要度を増してくるはずだ。「一打席一打席、一球一球に集中するよ」と谷。得意の横浜戦、地方球場で、殊勲の働きをして見せる。

参照元：スポーツ報知