興毅、“リバウンド効果”だ 体が動く５５キロで勝つ！

ＷＢＡ世界フライ級１位・亀田興毅の約半年ぶりの実戦は４日、ゴング。３日は都内で計量を行い、対戦相手のドローレス・ビダルとともに一発パスした興毅は、１週間で一気に体重を落とす新減量法によるリバウンド効果を期待。「５５キロに持っていきたい。一番、体が動く体重やから」と同級王者デンカオセーン（タイ）への挑戦を見据え、過去最高の体重で臨む考えだ。

　計量後、栄養ドリンクを飲み干した興毅は「これからギャル曽根になるよ」とニヤリ。これまでは約１か月かけて減量していたため、計量後も体重が思うように増えないのが悩みだった。これまでの最高は約５４キロだったが、興毅の経験から一番体のキレが出る５５キロへのリバウンドを狙う。

　６月の世界戦開催は王者側のマネジャー対立問題で流動的だが、いつでも挑戦できる状態を作っておくに越したことはない。スパーリングも過去最高の１４０回を消化。「減量法もチェンジ。ボクシングのやり方も変わったところを見せる。初回から行くよ」米オバマ大統領がプリントされたＴシャツを誇らしげに見せ、ＫＯ勝利を宣言した。

　◆大毅　真っ向勝負宣言　○…計量をパスすると元２階級制覇王者ワンディに歩み寄りガッチリと握手。「いつも通りガンガン打っていきたい」と真っ向勝負を宣言した。ＷＢＣ世界フライ級１３位の相手に勝てば世界ランク入りが確実。「ワンディは強くて経験のある選手だと思う。判定でもいいからしっかりと勝ちたい」と勝利にこだわる考えだ。

参照元：スポーツ報知