日本、２大会連続五輪ならず…女子バスケ

◆バスケットボール　北京五輪女子世界最終予選第５日（１４日、マドリード）　五輪代表決定戦で敗れ、４チームで最後の北京キップを争う予備戦に回った世界ランク１５位の日本は、同８位のキューバと対戦し、５８―６６で敗れ、２大会連続の五輪出場を逃した。前半を２６―３７で折り返し、後半に望みを掛けたが、中南米特有のパワーとバネの前に屈服した。女子代表は１７日に帰国する。

　第４クオーター、一度は１点差まで詰め寄った日本だったが、届かなかった。すべてをかけた最後の１０分。前半だけで１１点リードされ、最大１８点差まで開けられた。だが、格が上のキューバに食い下がった。序盤は小磯らの奮闘で互角。速いパス回しからの生命線の３点シュートで追いかけた。しかし、相手のリバウンドから連続攻撃を許して点差を広げられた。平均身長はキューバが約５センチ上。高さで負けた欧州勢に対し、力とバネで突き放された。米プロリーグ挑戦のために大神が代表活動を離脱した影響は予想以上に出た。スペイン入り後は、矢野が腰痛、船引が肉離れを起こしチームの状態は完全とは言えなかった。大会前には日本協会の役員人事をめぐる内紛騒動で予選出場も危ぶまれた。多くの不安材料を抱えながら戦い、敗れた。

参照元：スポーツ報知