愛“重責”、桂治“五輪刈り”…結団式で主将＆旗手初仕事

愛＆桂治コンビが笑顔で初仕事！　北京五輪日本選手団の結団式が２８日、都内のホテルで皇太子さまを迎えて行われた。史上最年少の旗手に選ばれた卓球女子の福原愛（１９）＝ＡＮＡ＝は、約７キロの団旗を自分の背丈の倍近くまで高々と掲げるなど、笑顔で初仕事を乗り切った。その後の壮行会では、主将の柔道男子百キロ級の鈴木桂治（２８）＝平成管財＝と息の合った“連携”も披露。アテネ五輪を上回る史上最多５７６人（選手３３９人、役員２３７人）の選手団に弾みをつけた。

　身長１５５センチの小さな最年少旗手が、背丈の倍近い団旗を掲げた。日本選手団公式ウエアのスーツに身を包んだ福原は、約１７００人の前で福田富昭・団長（６６）から柄の長さ２５０センチ、重さ約７キロの団旗を受け取ると、表情がこわばった。野球の星野仙一監督（６１）が「倒れなきゃいいな、と見ていた」と心配する中、両手で掲げ「改めて重さを感じた。１つ目の仕事を終えてほっとしてます」と安どの笑みを浮かべた。

　今月の合宿中に１度、旗手練習を行った。それでも「緊張した」。会場に向かう途中、０４年アテネ五輪で旗手を務めた、親交のある女子レスリング７２キロ級の浜口京子（３０）＝ジャパンビバレッジ＝と携帯メールで５回もやりとり。「私が後ろで見守ってるから大丈夫」と励まされ、力がわいた。ただ、開会式は屋外で風も吹き、競技場を１周する行進は長時間だ。福原は「これから旗手トレします」と課題を自覚した。

参照元：スポーツ報知