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◆巨人5x―4ヤクルト(2日・東京ドーム) 巨人・原辰徳監督(49)がG党で埋まった東京ドームで3度舞った。マジック1で迎えたヤクルト戦は、1点を追う9回2死満塁、清水の遊撃内野安打に敵失がからんで逆転サヨナラ勝ち。劇的な勝利で5年ぶり40度目(1リーグ時代を含む)のリーグ制覇を決めた。過去最長となる4年連続のV逸からスタートした今季、ナイン一丸で中日、阪神との激しいデッドヒートを制し、指揮官の掲げた「奪回」を成し遂げた。セ界の頂点に立った原巨人は、日本シリーズ出場をかけて18日からのクライマックスシリーズ第2ステージに挑む。

 ドラマよりすごい幕切れに、原は思わずバンザイした。ミラクル逆転劇で「奪回」が完成した。マウンド付近に歩き出し、大きな輪に包まれた。ナインの手で天空へ飛び出した。現役引退時と同じ86キロの体が3度、宙を舞った。「今年のゲームを象徴する戦いだった。本当に粘り強く戦ってくれた。4年間、私もファンのみなさんも苦しかった。その悔しさをしっかりぶつけて選手が戦ってくれた。最高です!」優勝インタビューで、声が次第に震えていく。目が潤んでいく。「最弱」からはい上がった。万感の思いがこみ上げてきた。

 すべてはあの屈辱から始まった。原巨人は昨年、未曽有の失速劇に見舞われた。原は自宅や遠征先のホテルに帰ると、手帳に「その時の感情を記す」が、大型連敗を繰り返した時、こんな文章を書いたという。「これだけ弱いチームで野球をしたのは生まれて初めてだ!」と。眠りが浅く、寝付いてもすぐに目覚めてしまったことも、一度や二度ではなかった。野球人生で未体験の悪夢の日々が、「奪回」への長い旅路のスタートだった。

 腹をくくったのは昨秋だった。「今のジャイアンツは厳しい、新しい風を入れることが必要。理想は生え抜きだけど、力のない選手を戦わせることはファンのためではない」と小笠原、谷らを補強した。組閣でも、走塁改革、三塁コーチのスペシャリストとして、伊原コーチを招へい。弱いチームをよみがえらせる起爆剤としての人事だった。

 春の一大決心は正しかった。今年は、監督に就任してのべ4年目。まだ桜が満開のころ、こうつぶやいた。「石の上にも3年、って言葉があるだろ。今年、オレは我慢しないよ」勝つためには何だってやる。そんな決意表明に聞こえた。だから、投打での大改革に踏み切った。高橋由の1番起用と上原の守護神抜てき―ともに、春季キャンプから温めてきた構想だ。

 高橋由とは3月中旬、オープン戦の試合前に話し合った。「生まれ変わるチームの象徴として引っ張ってほしい。巨人初の200本安打を打ってみろ」けがで出遅れていた上原とは4月下旬に思いをぶつけた。開幕から守護神の豊田が不調にあえいでいた。期間限定での抑えを条件に、1軍復帰を熱望した。「短いイニングでも投げられるなら、おまえの力は絶対に必要だ」。高橋由は先頭打者アーチの日本新を作り、上原は球団新のセーブ記録を樹立。優勝への「両輪」となった。

 開幕ダッシュに成功、交流戦をセ・リーグトップで乗り切った直後の夏に「事件」は起きた。今年は選手に対して「喜怒哀楽を表に出す」と決めていた。過去と比較しての意識的な変化だった。7月15日の広島戦(東京ドーム)で、今年一番、感情が爆発した。同点の7回1死満塁で、5番・二岡に代打・小関を送った。結果は三振で好機を生かせなかった。

 しかし、原に悔いはまるでなかった。「簡単にいえば『二岡、しっかりせえ! 責任はこっちが取る』と。あとで『代打出しておけばよかったなあ』と後悔だけはしたくなかった」翌16日、阪神戦(甲子園)の試合後、宿舎で二岡を呼んだ。このゲームでの戦う「しぐさ」に、覇気のないものを感じたからだ。「おまえは巨人を背負って立つ選手だ。しっかりしろ!」と激しくゲキを飛ばした。打てて、つなげて、守れる二岡の存在は、欠かせない戦力だった。この日も1死一塁から迷いなく送りバントのサインを出した。原の期待に応えた二岡が2死二塁とし、最高のフィナーレを呼んだ。

 分岐点は、真夏だった。8月16日の広島戦(広島)に負け、3タテを食らっての5連敗、首位の座から陥落した。「最も苦しかった」と振り返ったこの時期、原は焦っていた。勝ちたいという気持ちが強過ぎるあまり、思うような結果を残せなかった。そんな焦りは、選手にも伝染した。「このままではいけない」と冷静に自分を見つめ直し、ナインには「勝ちにこだわりすぎなくていい。プロらしいプレーを見せよう」と説いた。勝ちにこだわるな―逆説的な言葉の中に真実があった。直後からチームは4カード連続勝ち越しで、再び上昇気流に乗った。

 残暑厳しい秋、勝利を確信した。決戦の9月は、中日、阪神とのデッドヒートが続いていた。そんな時、中日落合、阪神岡田の両監督が、原の采配批判とも受け取れるような発言をした。マスコミを通じてのコメントで、真意のほどは定かではないが、2人の焦りが透けて見えた。「同じ監督であるならば、軽はずみに批判できないことぐらい分かっているでしょう。批判するのは、少しでも優位に立ちたいという焦りがあるからだと思った」相手も苦しい。これなら勝てる。「準備と用意を怠らず、地に足をつけて戦っていけばいい」竜虎の焦りを力に変えて、最後の直線で抜け出した。

 恩師との「約束」を果たした。昨年亡くなった藤田元司は、80年のドラフト会議で、4球団競合から原を引き当て、プロ入り後、二人三脚で歩んできたかけがえのない人だった。再建を託され、3年ぶりに監督に復帰した05年秋、あいさつに訪れると「少し長くやらなきゃダメだ」と声を掛けられた。監督室の壁のど真ん中には、昨年から藤田の直筆で「経過は大切だ。しかし、結果が全てだ!」という色紙が飾られている。3年越しで「結果」をたぐり寄せた。

 5年前の新人監督時代の優勝は、成熟したチームをがむしゃらに引っ張った結果だった。今年は自らの手でもぎとった。昨年、Aクラス争いにさえ敗れたチームが、強くたくましく生まれ変わった。「何が何でも優勝する。そして来年からは手作りで強いチームを築き上げていきたい」そんな未来予想図を描いている。クライマックスシリーズ、日本シリーズと新たな戦いは続く。「クライマックスシリーズのことは今はまだ考えられない。奪回した。そのことに少しは酔いたいです」原の本音だ。ついに勝ち取った5年ぶりの「奪回」は、原巨人、黄金時代の到来を告げるプロローグに過ぎない

参照元:スポーツ報知

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