中嶋一貴、決勝１３番手スタート…Ｆ１オーストラリアＧＰ

◆Ｆ１第１戦オーストラリアＧＰ公式予選（１５日、アルバートパーク・サーキット＝１周５・３０３キロ）　今季からフル参戦の中嶋一貴（２３）＝ウィリアムズ・トヨタ＝は公式予選Ｑ３（最終ラウンド）に進めず、１分２６秒４１３の１４位に終わった。昨季総合２位のルイス・ハミルトン（２３）＝英国、マクラーレン・メルセデス＝が通算７度目のポールポジション（ＰＰ）を獲得。総合２連覇を目指すキミ・ライコネン（２８）＝フィンランド、フェラーリ＝はマシンの故障で１６位と出遅れた。中嶋は決勝で１３番手からスタートする。

　中嶋ジュニアがまたしても厳しい洗礼を浴びた。フリー走行１６位に終わった初日に続き、公式予選もＱ２（第２ラウンド）で脱落し、１４位でフィニッシュ。目標としていたＱ３進出はならなかった。

　コメントにも悔しさがにじんだ。一度は「後悔はしていない」と否定しながら、「ベストの結果じゃない。納得している部分はあるけど、満足はしていないし、やっぱり悔しい」と不完全燃焼だったことを認めた。

　課題は新品タイヤの使い方だ。前日に続いて、この日もＱ１（第１ラウンド）でコースアウト。オフには積極的に弱点克服に取り組み、開幕前の段階では「よくなってきた」と手応えをつかんでいたが、「ニュータイヤのときに、欲を出しすぎてミスが出てしまう」と、適応には時間がかかりそう。

　決勝が行われる１６日は、気温４０度近い厳しいコンディションになる見込み。一貴は「コンスタントに周回を重ねて、状況次第でポイント獲得（８位入賞）を目指す」と巻き返しを誓った。

参照元：スポーツ報知