ナダル、死闘制し芝の王者…ウィンブルドン

◆テニス　ウィンブルドン選手権最終日（６日、オールイングランド・クラブ）　男子シングルス決勝を行い、全仏オープン４連覇で世界ランキング２位のラファエル・ナダル（スペイン）が、６連覇を狙った同１位のロジャー・フェデラー（スイス）に６―４、６―４、６―７（５―７）、６―７（８―１０）、９―７でフルセットの死闘の末に初優勝した。試合時間４時間４８分はこの種目の決勝で最長。

　２２歳のナダルは昨年まで２年連続準優勝で、全仏以外の四大大会を初めて制した。クレーコートの全仏の覇者が、特色が全く異なる芝コートのウィンブルドンを同じ年に制したのは１９８０年のビョルン・ボルグ（スウェーデン）以来２８年ぶりで１０人目の快挙。スペイン男子の優勝は１９６６年のマニュエル・サンタナ以来４２年ぶり２人目。

　３年連続の決勝でのライバル対決は、歴史に残る名勝負となった。雨で開始が遅れ、途中２度の中断があったが、ナダルは最後までフットワークが衰えず、力強いストロークで攻め続けた。フェデラーのこの大会の連勝は４０で、芝コートでの連勝は６５でストップした。

参照元：スポーツ報知