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男子66キロ級の秋本啓之(筑波大)は4回戦で敗退し、これで日本男子は5階級でメダルに届かず、8階級で行われるようになった1979年以降の世界選手権で最少のメダル獲得数だった2001、03年大会の4個を下回ることが決定した。
佐藤は準決勝で敗れ、3位決定戦に回っていた。金丸は5回戦、西田は2回戦で負けたが、敗者復活戦を勝ち上がってメダルを確保した。女子57キロ級はケー・スンヒ(北朝鮮)が制し、01年大会の52キロ級を含め4大会連続優勝。
金丸雄介「きれいに投げるのが理想だけど、何が何でも勝ちにこだわった。銅メダルは悔しいけど、自分がやってきたことは間違いじゃなかった」
秋本啓之「相手に組ませてもらえず、力を出し切れなかった。自分の力のなさが明らかになってよかった。しっかりと受け止めて次につなげたい」
佐藤愛子「狙っていたのはこの色じゃないけど、世界でもやれるというのは分かった。今回の経験を来年の金メダルにつなげたい」
西田優香「負けた後は、1試合1試合が決勝のつもりで戦った。世界で戦うためにもっと筋力をつけたい。自分を追い込んでレベルアップさせる」
参照元:スポーツ報知
会見場に持ち込んだトースターを担いで「俺の試合直前の元気の源は、こんがり焼けたトースト食。桜庭? 表も裏も黒コゲに焼いちまいますか」と予告した。試合直前のトーストは故・ジャイアント馬場さんが好んで食べていた食事。それを聞いた柴田は「自分が馬場さんですか…。まるで似てませんが、じゃあ馬場式ということで」と満足そうだった。
参照元:スポーツ報知
ほとんどを打撃でKOしてきたKIDが寝技勝負に出る。ブラジル人コーチとの練習で、グラウンドの強化に成功し「立ち技が一番安全だけど、寝技も大丈夫。チョーク(スリーパー)系が得意。あんまり(試合で)やってないからやってみたい。勝つイメージは何パターンかある」。1月のレスリング全日本選手権で負傷した右ひじは完治。北京五輪はまだあきらめておらず「五輪もそうだし、レスリングもたまにちょろっと出たい。やりたいことをやる感じ」と戦う場を問わず、暴れていく。
参照元:スポーツ報知
◆巨人9x―8広島(14日・東京ドーム) 原巨人が延長12回、劇的な勝利を収めた。代打・大道が右中間二塁打すると、続く清水が右中間へはじき返し、ベテラン2人のバットで今季2度目のサヨナラ勝ちだ。中1日の先発・内海が初回に3失点するなど試合の主導権を握られ、9回の攻撃を迎える時点で3―8。しかし、驚異の粘りで追い上げ、途中出場の加藤の同点適時打で試合を振り出しに戻した。2位・中日が阪神に勝ち、巨人は3位ながら首位に0・5差。ベンチ一丸の勝利で自力Vの可能性も復活した。
夢じゃない。清水の打球が一気に右中間を破った。決めた。サヨナラだ。何度も右手を振り上げた。後はもう、もみくちゃだ。「シンノスケのパクリになるけど、サイコーです!」興奮のるつぼと化した東京ドームのお立ち台。33歳のプレーヤーが、子供のようにはしゃぎ、そして絶叫した。
9月に入って4度目の延長戦。最後に決めたのは2人のベテランだった。同点で迎えた12回裏、先頭は代打・大道。10月で38歳になる打撃の職人は、ナックルボーラーのフェルナンデスから右中間突破の二塁打。無死二塁だ。送りバントも、進塁打も考えられた場面。ここで、原監督は清水の耳元でささやいた。「何も考える必要はないよ。自分のバッティングをしてこい。任せたよ」
これで「シンプルに、しっかり打つことだけを考える」ことができた。揺れながら不規則な軌道を描くナックル。頭の中を真っさらにした安打製造機は、バットの芯で変化球を完ぺきにとらえた。「8番・中堅」での半月ぶりのスタメン出場に、4安打の猛打で貢献した。
原監督のボルテージも最高潮だ。「頭ん中を整理しないと分かんないよ」と白い歯をこぼしながら、会見場に飛び込んできた。「こういう状況の中で、しっかりベテランが決めてくれたのは大きい」遠征先でも東京ドームでも若手に交じって汗を流してきた2人に、賛辞を惜しまなかった。
先発マウンドは12日のヤクルト戦(神宮)で危険球退場した内海が立った。チームにかけた迷惑を晴らそうと中1日で登板したが、5回10安打6失点でKO。お互いに点を取り合い、9回裏を迎えて、まだ5点のビハインドがあった。
しかし、誰もあきらめてはいなかった。ホリンズ、高橋由の適時打、倉の捕逸で3点を入れ。さらに、疲れのあった阿部に代わり、7回から出場していた加藤が値千金の右前2点適時打。主力も脇役も一体となった打者一巡の波状攻撃で、一気に同点に追い付いた。
ヤクルト相手に負け越して迎えた本拠地での広島戦。阪神、中日の直接対決を横目に、一つも取りこぼしは許されない。試合前、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督もミーティングに飛び入りし、穏やかな口調ながら「残り2週間、一つずつ全力で戦ってくれ」とナインを鼓舞した。
その通り、野手全員を使い切る総力戦を全力で戦い、大きな白星をつかんだ。自力V、3位以内マジック9が再点灯。上位3チームが0・5ゲーム差以内の大混戦に持ち込んだ。「自力V復活? まあ頑張るよ。お疲れさん」こう会見を締めた指揮官の表情は、いつにも増して引き締まっていた。
巨人・原監督「清水は今日は(ヒット)4本ですか。(大道も含めて)こういう状況の中、しっかりベテランが決めてくれたのが大きい。(9回の)1イニング5点というのは、奇跡とまでは言わないまでもそれに値する点の取り方だ。自力V復活? 頑張るよ」
参照元:スポーツ報知
レッドソックスの岡島が7回2死一塁から4番手で登板。メジャーでは初めて1試合2本塁打を浴び、メジャー自己最多の4失点。
ヤンキースは残り15試合でレッドソックスとのゲーム差をは4・5とした。5点差の8回だった。先頭のジオンビーが岡島から右翼席に放り込んだ。続くカノも本塁打で続いた。代わったパペルボンも攻略。ジーターの右前適時打で2点差。アブレイユの2点二塁打で同点。そして、ロドリゲスの勝ち越し打。一挙6点を挙げた。
「地区優勝がしたい」とトーレ監督は言い続ける。松井秀は「可能性がなくなるまで、地区優勝を意識してやる」と繰り返した。
松坂は、なんとか先発の義務を果たした。「初回から飛ばしていった。球数が多くなって、交代させられてもしょうがない」と話した。チームの逆転負けで15勝目は逃したが、フランコーナ監督は「気持ちのこもった投球だった」と松坂を称えた。
ヤンキース・松井秀「8回の攻撃に尽きる。素晴らしかった」
レッドソックス・松坂「(6回途中2失点も、ヤンキースに逆転負けで15勝目ならず)なんとしても勝ちたかったし、初回から飛ばしていった。相手が相手だけに悔しい」
◆松井秀の打席別結果
第1打席 1回 遊ゴロ
第2打席 4回 右翼線三塁打 打点1
第3打席 6回 四球
第4打席 7回 左飛
第4打席 8回 三振
◆松坂の投球内容
回数 5回2/3
打者 27
球数 120
被安打 4
奪三振 7
与四死球 6
失点 2
自責点 2
◆岡島の投球内容
回数 1/3
打者 5
球数 19
被安打 3
奪三振 0
与四死球 1
失点 4
自責点 4
参照元:スポーツ報知
【グラスゴー(英国)14日】日本代表MF中村俊輔(29)の所属するセルティックが今年末にも欧州屈指のビッグクラブの共同組織「G14」に加入することが分かった。現在はACミランなど名門18クラブで構成され、FIFAなどに対し、クラブ側の権益を主張する連合組織は今年末に加盟クラブの拡大が内定。スコットランドからはセルティックとレンジャーズが加入する見込み。
また、俊輔は14日、代表の欧州遠征から戻り、チーム練習に合流。15日のインバーネス戦(ホーム)に出場する見込み。
参照元:スポーツ報知
◆柔道 世界選手権第1日 ▽男子100キロ級2回戦 ○ジリンスカス(横分かれ2分47秒)鈴木桂治● ▽男子100キロ超級2回戦 ○リネール(優勢)井上康生●(13日、ブラジル・リオデジャネイロ) 因縁の地で日本が再び悪夢に見舞われた。男女2階級ずつを行って開幕し、男子の2大エース、100キロ超級・井上康生(29)=綜合警備保障=、100キロ級・鈴木桂治(27)=平成管財=がともに2回戦で微妙な判定の末敗戦。日本側からは異議も飛び出すなど、後味の悪い負け方となった。井上は敗者復活戦を経て3位決定戦に進んだものの敗れて5位、鈴木は敗者復活戦にも進めなかった。
日本のファンはもちろん、地元のブラジルファンも巻き込む大ブーイングに会場は異様なムードになった。鈴木は2回戦でジリンスカス(リトアニア)を大外刈りで背中から倒す。本来ならここで一本となるはずが、相手は無理やり鈴木の体を後方に投げ捨てた。審判の判定は分かれ、ビデオ判定の結果、なんと相手に一本が与えられた。
全日本男子の斉藤仁監督(46)は場外から猛抗議。しかし判定が覆ることはなく「こんなの柔道じゃない」上気した顔で訴えた。最後まで畳を下りようとしなかった鈴木も「大外刈りです、完全に」と吐き捨てた。
5分ほど前にも康生が同様のケースで敗れた。2回戦でフランスのリネールに残り8秒で大内刈りを放つ。バランスを崩し尻もちをつかせたまではよかったが、相手に無理やり引き倒され肩から落下。有効を奪われて敗れた康生はぼう然。「その前に決めておけばよかった話」と声を絞り出した。
世界選手権で鈴木は過去2大会連続V、前回は欠場した康生も前々回まで100キロ級で3連覇を達成しており、どちらもこれまで負けなし。不本意な形で“不敗神話”が崩れ、控室に戻った2人は「同じような感じでやられちゃいました」と話すのがやっと。鈴木は「こんな判定は初めて。投げられた方がスッキリする。世界一を決める大会でこういう負け方をするなんて、下手したらこれが最後の世界選手権かもしれないのに…」と嘆いた。
一方の康生は判定以上に自分の柔道に納得がいかない様子だ。「何かが足りないとかじゃなく壁を感じた」と意気消沈。100キロ超級での初の世界一を狙ったが、体格で大きく上回る相手を崩しきれなかった。「気持ちは入っていたし、アテネ(五輪)の負けとはかなり違う。来年の北京? 今は何とも言えない」
金メダルを期待された2人の敗戦はチームにとっても重い。斉藤監督も「ほかの選手に動揺もあると思うが、そんなこと言ってる余裕はない」。悪夢は金メダルでしか払しょくできない。
◆篠原氏「肩から落ちている。一本ではない」 シドニー五輪100キロ超級決勝でドイエ(フランス)に微妙な判定により敗れ「世紀の誤審」として話題になった篠原信一氏(天理大監督)はこの日、テレビ解説のため現地で康生と鈴木に対する微妙な判定を目撃。国際舞台で自身と同じような“犠牲者”が出た格好だが「ビデオを見たが取られてると見られても仕方がない。ただ桂治は肩から落ちていたし、一本ではないんじゃないか」と冷静に話した。
参照元:スポーツ報知
参照元:スポーツ報知
また魁皇が休場した。地元となる九州場所は11場所目のカド番で迎える。大関の地位に泥を塗る史上ワースト記録の更新に「九州場所は進退をかけて臨みます」と自ら退路を断って挑むことを約束した。
休場の原因となった左太ももは名古屋場所12日目の白鵬戦で痛めた。翌日から休場し治療に専念。8月には回復の兆しが見え夏巡業には14日の秋田・大館から途中参加し調整に努めた。しかし、秋場所は初日から3連敗。4日目こそ安馬に勝ったが5日目の出島戦で痛みが再発。一晩、様子を見て出場に意欲を見せたが回復せず友綱親方に休場を申し入れ、自身初となる2場所連続の途中休場が決まった。
11場所目のカド番という不名誉記録の更新に友綱親方も責任を感じていた。「私も申し訳ない気持ちです」と謝罪。その上で九州場所は厳しい姿勢で臨むことを明言。「序盤で2、3敗するようならすぐに考える」と5日目までの2連敗は引退につながることを示唆。親方は日ごろから「大関の責任は10番以上」と話していることから「勝ち越したとしても厳しい。2ケタは勝たないと責任を果たしたことにならない」。10勝以上を挙げなければ引退を勧告する可能性も言及した。
今後は治療に専念し10月7日からの秋巡業も休場する意向。北の湖理事長は「35歳だからけがを治して来場所、頑張って欲しい」。過去、幾度も引退の危機を乗り越えてきた不屈の精神力に期待する。ただ、友綱親方は「今回はこれまで以上に厳しい」。福岡が最後の雄姿となってしまうのか。
参照元:スポーツ報知
2週連続優勝の余裕だった。飯島は出だし1番でいきなりボギーとしたが、直後の2番で4メートルを沈めあっさり立ち直った。「すぐバーディーを取れたので引きずらなかった」と、本来の落ち着いたプレーを取り戻し6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69とスコアをまとめた。ホールアウト後、所属事務所の先輩でともに3週連続Vを目指す谷原の好スコアを伝え聞き、「自分も頑張らないといけないですね」と改めて目標を明確にした。
女王には運も味方した。15番パー5、ティーショットが右の木の下に入るなど5オン2パットのダブルボギーだったが、「ツイてるようなボールの出て来方だったし、池に入らず助かった。初日なのでよかった」と胸をなで下ろした。パットも6番で7メートル、16番で8メートルをきっちり沈め「いい転がりしてるのでまだチャンスはある」と、バーディー量産にも自信をのぞかせた。
これまでの2週は会場近くの温泉で疲れを取っていたが、今回はない。その代わりに頼りになる助っ人がついている。トレーナーの石井明美さん(40)が11日から帯同し、毎晩「悲鳴を上げる」ほど痛いマッサージを足ツボなどに2時間たっぷり受けて体調の不安はまったくなくなった。「チャンスですね。2勝してないとできないことだから精いっぱい頑張りたい」ツアー史上2人目の快挙へ向け、波に乗る24歳が勢いよくスタートを切った。
参照元:スポーツ報知
ウッディ・オースティン(米国)が3打差の2位につけ、さらに1打差の3位にティム・クラーク(南アフリカ)ら3人が続いた。(AP=共同)
参照元:スポーツ報知
3打差の2位に賞金ランキングで1位に立っている上田桃子と前日トップの鬼沢信子。さらに2打差の4位に佐伯三貴ら4人が続いた。
参照元:スポーツ報知
同81キロ級の塘内将彦(旭化成)も3回戦でメフマン・アジゾフ(アゼルバイジャン)に負けた。泉、塘内ともに敗者復活戦へ回れず、日本男子は2日続けてメダルなしとなった。
女子63キロ級でアテネ五輪を制し、前回大会2位の谷本歩実(コマツ)は準決勝でドリューリス・ゴンサレス(キューバ)に細かくポイントを奪われて敗れたが、3位決定戦で勝利を収め銅メダルを獲った。同70キロ級で初出場の岡明日香(コマツ)は初戦で敗れ、敗者復活戦も1回戦で敗退した。
日本男子・斉藤仁監督「初日の影響が出ているのだろう。早くこの流れを断ち切らないといけない。厳しいが、最後は気持ち。何とか勝ちたい」
塘内将彦「初戦は粘り強くできたが、2試合目は力不足。組み手にこだわってしまった。相手のどこを持っても技を出せる基礎体力がなかった」
泉浩「やられた感じはしない。体が動いたし、組み手もできた。返し技にやられてしまった。世界選手権カイロ大会後の2年間では一番いい試合だったと思う」
日本女子・日蔭暢年監督「岡はプレッシャーに負け、自分の柔道ができなかった。谷本は状態がよかった。準決勝は取りこぼし。決勝でドコスとやらせたかった」
谷本歩実「決勝の畳に上がることしか考えてなかったので、銅メダルも1回戦負けも同じ。悔しすぎるリオ。この思いを北京にぶつけていきたい」
岡明日香「今までやってきたことを全く出せなかった。精神的な弱さが出た。畳に上がった時に、地に足がついていないと思った。相手と戦う前に負けていた」
参照元:スポーツ報知
◆ヤクルト5―0巨人(13日・神宮) 巨人が、何の見せ場もないまま連敗した。先発の久保が2、4回にヤクルト先発・石川にヒットを許し、ともに失点につながるという5回5失点の背信投球。打線も、その石川に4回までパーフェクトに抑えられ、結局わずか4安打で三塁も踏めず、最下位チームに完封負けを喫した。阪神、中日が勝ち、再び3位転落、自力Vの可能性も消滅した。残り14試合。まだ首位とのゲーム差は1・5だ。このまま落ちていくわけにはいかない。奮い立て、原巨人。
最下位を相手に、まさかの惨敗だ。打てない。守れない。原監督は「攻守ともにこういう戦い方をしていると、こういう結果になってしまう。切り替えていきます」と言ったきり、しばらく絶句。粘りのない試合内容を振り返る言葉も見つからなかった。
先発した久保が下位打線の餌食となった。2回、7番・田中浩をカウント2―0から歩かせると川本、投手の石川、青木に3連打を浴びて2失点。4回にも石川にタイムリーを打たれるなど2点を失った。5回にはガイエルに一発を浴び、今季自己ワーストタイの5失点で5回KO。「準備万端で挑んだつもりだったんですが」初めての中4日での登板で、痛すぎる4敗目を喫した。
先発投手としての「タブー」を2つ犯した。2死から下位の打者を四球で出す。投手にヒットを許す。ピンチを広げて上位に回り、青木や飯原に本塁にかえされる。「やっちゃいけないことを全部やっちゃった」尾花投手総合コーチもあきれていた。
女房役の阿部も、久保の球を受けるたびにイライラを募らせていた。構えたところにボールが来ないのだから、配球どころではない。「(久保は)あんなもんでしょ。気持ち。気持ちだよ。気持ちしかないでしょう!」クラブハウスへ引き揚げる途中、声を荒らげた。
久保だけではない。この日は攻撃陣も、気持ちが前面に出るシーンがほとんどなかった。果敢に内角を攻めてくる石川の前に4回までは走者も出せず。二塁にまで走者を進めたのは5回だけ。それもゴンザレスの併殺打で、あっけなくチャンスは消えた。
谷が4試合ぶりにスタメン復帰し、開幕時のメンバーを並べたオーダーで今季5度目の完封負け。敵の先発投手1人に完封されたのは今季初めてだ。これで2カード連続負け越し。11日の雨中の激闘で上原が気迫の28セーブを挙げていなければ、阪神戦と合わせて6連敗していたかもしれなかった。9月に入ってからは4勝7敗と黒星が先行。優勝争いに食らいつくのが精いっぱいの状態だ。
11日から下位と対決した阪神、中日、巨人はいずれも1勝2敗。ゲーム差に変化はなかったものの、巨人は残り試合が少ないだけに、少しでも差を縮めておきたかった。14日からは虎と竜が直接対決し、巨人は5位の広島とぶつかる。自力Vも3位以内マジックも消滅した今こそ、阿部の言うような「気持ち」で圧倒する試合を見せなければならない。
巨人・原監督「攻守ともにこういう戦い方をしていると、こういう結果になってしまう。切り替えていきます。(石川は付け入るスキがなかったかとの問いに)そう見えた? (久保の中4日登板の影響について)それはないでしょう」
参照元:スポーツ報知
自費購入したプールで水中ジョギングを行うなど、精力的に体を動かした清原は「今のところ大きな問題もなく、順調にきている」と話した。
参照元:スポーツ報知
5に広がった。
トーレ監督は「あいつは精神的に強い。速球の制球が良く、チェンジアップ、スプリットもいい」と22歳の若手右腕ケネディを先発に起用した。8回途中まで1安打1失点の力投を見せた。
だが、ブルージェイズの右腕バーネットも譲らない。最大のチャンスは、同点とした直後の6回2死一、二塁だった。松井秀は158キロをとらえたが、球は一塁手のミットに収まった。
ヤンキース・松井秀「(好機に一直)正面を突いてしまった。仕方ない。残念です」
◆松井の打席別結果
第1打席 2回 四球
第2打席 4回 遊ゴロ
第3打席 6回 一直
第4打席 9回 投内野安打
参照元:スポーツ報知
城島健司は「7番・捕手」で4打数2安打1打点。打率は2割8分7厘。
デビルレイズの岩村明憲は出場しなかった。
マリナーズは終盤に大逆転しワイルドカード争いでわずかに望みをつないだ。
1位ヤンキースとの差は5・5ゲーム。「もう火は残っていないですよ。余熱があるかどうかですね、鉄板の…」とイチローはチーム状態を好物の焼き肉にたとえた。
8月30日から9日までの遠征を2勝8敗の成績に、チームにはあきらめムードが漂い始めていた。目標を失い、気が緩む一部のナインにはもどかしさを感じているようだ。それでもイチローはいつも通り、張りつめてゲームに臨んだ。
3安打のうち2本は適時打。中でも5回2死三塁での打撃は、外角チェンジアップを遊撃後方に落とした技ありの一打だった。「ボール球は(体勢をわざと)崩した方がヒットにしやすいことがたくさんある。そのうちの一つです」。淡々とした説明も普段と同じだった。
マリナーズ・イチロー「(7、8回に計7点を奪って逆転勝ち)これで1回、みんなのやる気を起こさせたならいいんだけど。前半はあまりに早く点を取られて、しけた雰囲気だったから」
マリナーズ・城島「(逆転勝ちに)もう自分たちには勝つことしかない。これで流れが変わってくれればいい」
◆イチローの打席別結果
第1打席 1回 三振
第2打席 3回 中安打
第3打席 5回 左安打 打点1
第4打席 7回 左安打 打点1
第5打席 8回 敬遠四球
◆城島の打席別結果
第1打席 2回 三振
第2打席 5回 左越え二塁打
第3打席 7回 三振
第4打席 8回 右安打 打点1
参照元:スポーツ報知
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