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痛々しいギプスと松葉づえ姿が重傷を物語っていた。13日午後5時。梶山が負傷した左ひざの検査を終えて小平市内のF東京クラブハウスに到着した。そこで明かされたのは「左脛骨高原骨折」。ひざ下の陥没骨折で全治3~4か月。本人もショックを隠しきれず「またゆっくり話します」とだけ言い残し、足早に立ち去った。
今季絶望。F東京だけでなく、反町ジャパンにとって大きな痛手だ。カタール戦で貴重な決勝弾を決めた梶山は北京世代では平山、本田圭に続く3得点をマーク。展開力に優れ、セットプレーも得意とするボランチで攻守の中核をなす。それだけにカタール戦後も「ひざの状態が思わしくないようだ」と反町康治監督も表情をこわばらせた。
10月から再開となる最終予選の後半戦3試合は絶望。特に10月17日のカタール戦(ドーハ)はもう一人のボランチ本田拓(法大)も出場停止。代役はMF青山敏(広島)、小林(柏)、上田(磐田)らが濃厚だが、北京五輪切符獲得へ暗雲が垂れ込めた。
梶山はカタール戦の後半9分に左足で着地した際に負傷。じん帯の切れる「ブチッ」という音ではなく「ガボッ」という嫌な音がしたという。大腿(たい)骨が脛骨を圧迫。3ミリ以上骨が陥没した場合手術が必要だったが、梶山の場合は2ミリだった。手術は不要だが、ひざには約50ccの血がたまっていた。負傷シーンが頭を何度もよぎり、13日の午前6時まで眠れなかったという。
前半戦を首位でターンした日本だが、思わぬ代償が待っていた。「勝ち点7は想定内」と話していた指揮官。だが、梶山の離脱は想定外。それでも北京五輪出場へ勝つしかない。
◆梶山 陽平(かじやま・ようへい)1985年9月24日、東京・江東区生まれ。21歳。F東京U―18時代に2003年4月29日の神戸戦(神戸ウ)でJリーグデビュー。04年にトップ昇格し、8月29日の東京V戦(国立)で初ゴール。同年に世界ユース選手権(オランダ)出場。攻撃的でも守備的でもMFをこなせ、FKも得意。180センチ、75キロ。血液型B。
参照元:スポーツ報知
◆サッカー女子W杯第4日 ▽1次リーグ 日本1―0アルゼンチン(14日・上海) 初戦のイングランド戦を2―2で引き分けたA組の日本は、1―0でアルゼンチンを下し、1勝1分で勝ち点を4に伸ばした。0―0のまま迎えた後半ロスタイムに、DF近賀ゆかり(23)=日テレ=がゴール右から強烈なシュート。相手GKがはじいたところに、左ひざ負傷のFW荒川恵理子(27)=日テレ=に代わって先発したFW永里優季(20)=日テレ=が詰めて、決勝ゴールを奪った。
日本は試合開始からボール支配率で圧倒しながら、格下のアルゼンチンから1点を奪うのがやっとだった。決勝ラウンド進出に向けて大量得点が期待されていただけに、最低限の勝ち点3は得られたものの、やや不満が残る結果となった。
アルゼンチンとは前回大会でも1次リーグで対戦し、日本が6―0で勝っていた。
沢穂希「今はほっとしている。相手に引かれ、自分たちのサッカーができなかった。なかなか点が入らず、フラストレーションを感じた」
永里優季「やっと点が取れてほっとした。涙が出そうになった。焦りもあったが、最後までゴールを狙い続けた」
大橋監督「立ち上がりは良かったが、その後足が止まった。後半は点を取るためにタイミングを考え、トップとサイドの選手を代えた。この粘りを第3戦に生かしたい」
参照元:スポーツ報知
温泉の成分の調査を頼んだ横綱の真意は不明だが、関係者によると、日本に戻ってきたときに同所の温泉を再現させ、けがをしたときの回復に役立てたいとの思いがあるという。ホジルト温泉の日本での再現を熱望するのは、それだけ復活にかける熱い意気込みの表れで、師匠の高砂親方(元大関・朝潮)も「次のステップに移っている」と順調な回復を実感していた。
一方、横審では3日目に引退勧告を突きつけた内館牧子委員が「潔く花道を作った方がいい」と再び引退を勧告。海老沢勝二委員長は「横審としては見守るという立場に変わりはありません。私としては治療して反省し日本に帰って謝罪をし、そしてけいこに精進してほしい」と激励していた。
参照元:スポーツ報知
コース内には軽食や飲み物などの売店も設置するほか、茶店も利用可能だ。コースの駐車場は利用できないが、最寄りの東武日光線・楡木駅からは8~10時の毎時15分に無料のクラブバスを運行。ファンには至れり尽くせりの大会になりそうだ。
参照元:スポーツ報知
コース内には軽食や飲み物などの売店も設置するほか、茶店も利用可能だ。コースの駐車場は利用できないが、最寄りの東武日光線・楡木駅からは8~10時の毎時15分に無料のクラブバスを運行。ファンには至れり尽くせりの大会になりそうだ。
参照元:スポーツ報知
参照元:スポーツ報知
大関陣は千代大海が時天空を引き落とし、琴欧洲は北勝力を寄り切ってともに1敗をキープした。全勝の安美錦を追う1敗は新入幕の豪栄道を含む7人となった。
参照元:スポーツ報知
一瞬、何が起こったのか理解できなかった。内海は帽子を取って、近寄ってくる有隅球審を見つめた。退場と宣告されると、原監督もベンチを飛び出した。「内海投手を危険球投球としまして、退場とします」球審からの無情の宣告。青木に投じた36球目がまさかのアクシデントとなり、うつむいてベンチに下がった。
場内が静まりかえったのは、3回だった。先頭・青木の2球目、内角を狙った138キロ直球がヘルメットのつばに当たった。体をのけぞらしてよけたため、当たったかどうか見分けが付かないくらいの微妙な死球だった。「こんな大事な試合で残念です。それだけです」首位・阪神と0・5ゲーム差で臨んだが、2回0/3を1失点と無念の思いが駆けめぐった。
エースの緊急降板は、中継ぎ陣も狂わせた。内海の降板と同時に肩を作った福田はその後、連打を浴びて3回に3失点、4回にも連続四球からラミレスに3ランを浴びた。6回には山口も連打で失点し、前倒し登板を余儀なくされたリリーバーたちが力を発揮できず、ゲーム序盤で勝敗は決した。
原監督はまずは福田について「3回も2点くらいに止めてほしい。4回の3失点も本人は納得していないでしょう」とチームが苦しい時の奮闘を促し「もう少しリリーフ陣が点を与える、与えないというところで執念が欲しい」と土壇場の激しい優勝争いだからこそ、7回以外、毎回走者を背負った中継ぎ陣に厳しい言葉を投げかけた。そして、8回に3安打で1失点した前田に代わって、3年目右腕の東野を1軍初昇格させる緊急メスを入れた。
首位・阪神、2位・中日も敗れたのが救いだが、両チームが負けたときこそ、勝たなくてはならないのもまた事実だ。試合後に内海は「あれが危険球なら、内角はつけない。納得できない」と判定に憤りを隠せなかったが「明日でもあさってでも行けと言われたらどこでも投げます」と宣言。広島戦で先発が予想されていた福田が打ち込まれたため、内海が登板間隔を空けずに中2日もしくは中3日で先発する可能性も出てきた。クライマックスシリーズへの進出マジックも消滅した。このうっぷんは、次の登板で晴らすしかない。
巨人・原監督「(福田は)3回を2点までに抑えてもらいたかった。4回の3点は本人も納得していないでしょう。リリーフ陣は点を与える、与えないのところで、もう少し執念を見せてほしい。(ゴンザレスは)1本(ヒットが)出たし、動きもよかった」
参照元:スポーツ報知
6日にロサンゼルス市内の病院で精密検査を受け、「右足首のじん帯再建手術を要する」と診断され、手術を決断。これを受けて病院側は早急な手術日確保に動いたが、手術に当たって必要とされる事務処理が終わっていないことから、手術日が先延ばしになっている。
パイレーツ在籍中の故障であり、適用される保険の書類がそろっていないことが最大の原因だ。準備が整い次第、桑田はメスを入れることになる。現在は滞在しているホテルの自室やトレーニング施設などで患部以外、動かせる部分をトレーニングで鍛えている。「一日も早く受けたいですから」と、手術日確定の一報を心待ちにしている。
参照元:スポーツ報知
マリナーズ・イチロー「(今季初失策、6回に適時打)取り返すことなんかできない。そのまま(ミスを)引きずって打席に入りましたよ」
マリナーズ・城島「(前日の左手打撲で欠場)ちょっと青くなって腫れているが大丈夫。バットも振れる」
◆イチローの打席別結果
第1打席 1回 二ゴロ
第2打席 3回 左飛
第3打席 4回 二ゴロ
第4打席 6回 中安打 打点1
第5打席 8回 二ゴロ
参照元:スポーツ報知
「チャンスでは信じている。打撃は1打席、いや1球で変わる。あいつは大丈夫だ」と、トーレ監督は試合前に言った。松井はこの期待に応えた。
第1打席、外角の速球をとらえた。打球はワンバウンドで左翼フェンスに当たり、先制二塁打となった。8月25日のタイガース戦以来の適時打だった。
ヤンキース・松井秀「(先制二塁打)アウトコースに逃げていくツーシーム系のボール。珍しくうまく打てた」
◆松井秀の打席別結果
第1打席 1回 左越え二塁打 打点1
第2打席 4回 四球
第3打席 6回 三振
第4打席 8回 四球
参照元:スポーツ報知
あと1分―。ロスタイム5分の4分を経過。反町監督がテクニカルエリアに歩み出て、人さし指1本で選手に「ラスト1分」の合図を出した。カタールの猛攻に必死に耐える10人の選手に最後の奮起をうながす。数秒後、首位ターンを告げる試合終了の笛。「寿命の縮む思いをするとはこういうこと…」1―0の薄氷を踏む勝利に、思わず両拳を天に突き上げた。
最終予選直前の8月上旬に瀋陽(中国)で行われた「4か国対抗戦」では、1勝1分け1敗の3位。不安にかられた日本サッカー協会、川淵三郎キャプテン(70)に呼び出しを食らった。Jリーグを欠場させての合宿プランを提案されたが、それを"拒否"。「Jリーグで試合に出ることが一番の成長につながる」と自らのスタイルを貫いた。キャプテンの温かい申し出を断っただけに結果で応えるしかなかった。
前半戦の3試合、2勝1分けの勝ち点7とC組首位で折り返した。「ホームが2試合ですんで、(勝ち点)7は想定内だと思わなきゃいけない」。つねに「解任」や「背水」の2文字がつきまとってきた。自らもスポーツ紙などで何度も目にした。ベトナム戦前には「勝たなきゃクビなんでしょ? 新聞にそう書いてあったじゃない」と口をとがらせた。周囲からのプレッシャーを力に変えた。さらに宿敵、サウジがこの日、1―1でベトナムとドローで"脱落"したのも追い風になった。
後半23分にはMF本田拓がこの日2度目の警告を受けて退場。10人の苦しい状況に陥った。だが、サウジ戦からエースFW平山をベンチに追いやって先発したFW森島がこの日も前線で精力的にボールを追った。「(最後は)家長、森島には(DFの)4人を2人で見るという常識では考えられないことをやった。苦肉の策でしたけど、なんとか最後のところでは防げた」
この日の勝利で3試合を終え、勝ち点7でC組を頭1つ抜け出した。だが、課題はある。流れの中でのゴールがない。FWは公式戦ここ6試合不発。後半戦3試合まで1か月の時間がある。「また新しい選手を発掘しつつ、今まで呼んでる選手もケツを叩いて1つレベルアップしたい」次戦勝てば北京五輪へ王手をかける。反町ジャパンは誰の背中も眺めることなく突っ走る。
参照元:スポーツ報知
女子48キロ級の谷亮子(32)=トヨタ自動車=は、この日も順調に練習メニューをこなした。現地ではホテル暮らしが続くが、唯一の楽しみと言えるのが食事だ。全日本柔道連盟は栄養士を現地に帯同し、選手が滞在するホテルから車で5分ほどの別のホテル内に食事会場を設置。日本食を中心としたメニューを提供しており、この日の昼食でもそうめんやギョーザなどが食卓に並んだ。地球の裏側で慣れ親しんだ味を口にできる環境に「食事面のサポートも受けられて助かります」と、感謝した。
参照元:スポーツ報知
参照元:スポーツ報知
残る不安材料は、7月の世界戦で負傷した右まぶたのけがだ。内藤は「古傷がいっぱいあるからね。右まぶた? 治療中でね。大事を取ってやってるから、いまはトレーニング重視ですよ」と現況を説明。これまで休憩なしのマスボクシングを40分間行うなど、調整自体は順調という。ただ、けがの影響でスパーリングの予定が当初より大幅に遅れることになりそうだが、内藤は「来週からやりますよ」と話した。
この日は、負傷個所にばんそうこうを張り、東京・永福の白井・具志堅ジムでジムワーク。「結果がすべて。ま、練習を見ててください」“実銭問題”が解決し、後は実戦に備えて肉体を磨くだけだ。
参照元:スポーツ報知
破竹の勢いが止まらない。安美錦は力のこもった突っ張りで琴奨菊を弓なりにさせ、もろ差しから寄り切った。自己最多タイの初日から4連勝。「うまく行き過ぎた。いつも連勝しても3つぐらい。今日は負けるかと思ってたよ」過去3勝8敗の苦手を下し、細い目をより一層細めた。
過去132人の新関脇で、4連勝以上は12人。うち9人が大関・横綱に昇進した。偉大な力士への道を歩き始めたと言えるが、慢性的な痛みを抱える右ひざの状態は最悪だ。長期の夏巡業で疲れがたまった上、帰京直後のけいこで負傷。「半月板が割れかけていて、手術しようかとも考えた。出場もどうしようかと思った」ほどだった。だが「メスを入れるより痛みをこらえよう」と強行出場。ギリギリの戦いが続いている。
気持ちの変化が、痛みを忘れさせてくれる。8月下旬、新築になった東京・江東区の安治川部屋に引っ越し。それまで出げいこばかりだったが、腰を据えてけいこに集中できている。「気分がいい。朝もしっかりけいこできるので体が動く」新しい環境が“追い風”となっている。
データ上、7連勝以上すれば大関以上は確実。「大関? 2ケタ以上を続けて優勝争いをするようになれば近い」と師匠の安治川親方(元横綱・旭富士)。28歳。円熟期の“業師”が大関取りへ突き進む。
参照元:スポーツ報知
本田医師は、朝青龍が11日夜の電話で「気分がいいよ。よく眠れる」と話したことを明かした。現地では、日本から運んだ全方位から音が聞こえるスピーカーで音楽療法に取り組んでいるが「スピーカーはいいよ。今度はもっと大きなやつ持ってきてよ」と要望されたという。日本ではほとんど言葉を発することがなかっただけに、久々に聞いた肉声に「良くなっているのが伝わってきました。薬を使わないで快方に向かっているので安心しました」と明言。来週にもモンゴルへ行き往診する意向を示した。
朝青龍はこの日、午後3時に左ひじと腰の温泉治療のため、滞在するハラホリンから約50キロ離れたホジルトへ移動。日本のテレビ局のカメラが待ち受ける中、嫌がるそぶりも見せずに車を降りた。まげを結わず、ポニーテールのような髪形でジャージー姿。帰国時の無精ひげはうっすら残る程度で、和らいだ表情を見せながら無言で療養所の2階に向かった。今後もハラホリンとホジルトを往復しながら、心とけがの両面の治療に専念する。
◆「次のステップ」高砂親方一安心 朝青龍が温泉治療を開始したことについて師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は「心が回復してきたからけがを治す気持ちになったのだろう。次のステップに進んだということでホッとしている」と話した。温泉治療開始の報告は前夜、現地にいる朝青龍の個人マネジャーから受けた。ただし、再来日の時期については「治療を行っているから現時点では未定だ」と強調していた。
参照元:スポーツ報知
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